研究概要 |
I.前年度までの研究成果の整理とそれを踏まえた学習指導方法改善の研究 触覚情報と視覚情報に基づく思考と視覚情報に基づく思考の結合を求める算数・数学の授業の展開原理とその評価法について研究し,その成果を2005年度数学教育学会春季年会及び秋季年会において発表した. 2.本研究の成果と過去二十数年に亘る研究成果の結合-博士論文の作成- 本研究は,研究代表者が過去に二十数年に亘って継続して来た"幅広い習熟度の差を許容する研究"の成果を踏まえて展開されて来たもので,それらの成果はその都度国内及び外国の学術誌に発表して来た.本年度は,そうした過去三十年の長きに亘って行われてきた研究の成果を体系的に論文『図形指導における論理構成活動の原理に関する研究-推論の"表現フレーム"を使って複数の論理の流れを同時に構成していく幾何の授業原理-』にまとめることが出来た.そして,それによって,平成17年12月,神戸大学より博士(学術)の学位が授与された.
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