研究課題/領域番号 |
15500612
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 上越教育大学 |
研究代表者 |
大森 康正 上越教育大学, 情報基盤センター, 助教授 (80233279)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 遠隔教育 / 教師研修 / 技術科教育 / 情報モラル / 知識モデル / 開発環境 |
研究概要 |
本研究の目的は、教師研修のための適応型e-ラーニング支援システムの開発である。 主な研究の内容は以下の通りである。 1)インタラクティブな操作を可能としたマルチメディア教材の開発および、その教材制作手法の開発。 2)広帯域ネットワークを用い、実験および実習は離れた場所から参加することを可能とした仮想実習環境の構築。 3)本システムは、研修内容に対する学生の理解度を把握する機能を有し、教師は学生に対する適切な学習の指導が可能するための知識モデルとその活用方法の開発。 これら3つの開発および構築によって、学習者個々の理解状態に基づいた適応型e-ラーニングシステムが実現されている。 本研究は、以下の成果を得た。 1)情報モラルに関するガイドブックおよびWeb-based教材の開発および、遠隔操作可能な教材の開発を行った。さらに、教師研修のためのインストラクション・デザインについて開発を行った。大学で行われている講義において、その教材の一部を用いて評価を行った。その結果、教材の有用性について確認し、マルチメディア・ネットワーク技術の教育への応用の可能性を示した。 2)コンピュータウィルスの感染などの疑似体験が可能な教材を開発し評価を行った。その結果、開発した教材は、情報リテラシー基礎の学習および情報モラル教育のスキルトレーニングに有効であることを確認した。 3)授業評価システムを活用したe-ラーニング支援システムを開発した。本システムは、LMSおよび授業評価システムから構成されている。さらに、研修の構造と振る舞いを表現した体系的な知識モデリングを開発した。この知識モデルは、単元構想の知識、教授項目の知識および背景知識の3つの知識から構成される。この知識モデルを題材の知識モデルと呼んでいる。これにより、研修内容に対する学習者の理解度を把握することが可能となった。
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