研究課題/領域番号 |
15500613
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
小川 亮 富山大学, 人間発達科学部, 助教授 (00194465)
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研究分担者 |
井上 毅 滋賀大学, 教育学部, 教授 (40211750)
黒田 卓 富山大学, 人間発達科学部, 助教授 (80262468)
山西 潤一 富山大学, 人間発達科学部, 教授 (20158249)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 教科「情報」 / 中等教育 / 教師教育 / カリキュラム開発 / 授業実践力 / 調査研究 / 実験研究 / 情報教育 / 教員養成 / 普通教科「情報」 / 評価尺度 |
研究概要 |
本研究では普通教科「情報」のカリキュラムを改善することを目標に、学習者の情報活用能力のあり方を評価する尺度の作成と実施、ならびに情報を担当する教師の力量をアップする教育プログラムの開発を行った。 第一に、富山県の高等学校を対象に、教科情報の授業カリキュラムと授業の実施の状況について調査をおこなった。新しい科目の最初の実施であるゆえに、教師のカリキュラムの内容の問題と同時に、それを実施する際の、人的物理的な環境に問題があることが明らかになった。 第二に、高校生を対象に報活用能力ならびに情報モラルに関する調査を行った。高校生の情報活用能力は、この数年で大きく伸びており、情報教育活動を多く取り入れているカリキュラムで学習した学生の方が、普通のカリキュラムを受けた学生よりも情報スキルの面で優れていること、学校間に大きな差があること、大学生用の情報スキル調査が高校生にも使用可能であることが示された。 第三に、大学における情報科教育法のカリキュラムを開発した。普通教科「情報」のカリキュラム開発を行う力を習得させるためのプログラムを開発した。3年間の実践を積み重ね、教育内容と教育方法を改善した結果、ほとんどすべての学生が情報の教師として十分な実力を身に付けることができた。 第四に、教育学部における学生の情報活用能力の育成プログラムが、学生の(教師としての)情報活用能力の育成に効果があることを確認し、どのような力が伸びているかを検討する実験研究を行った。その結果、実施した情報活用能力育成の教育プログラムによって、学生の情報リテラシーが向上することが示された。
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