研究課題/領域番号 |
15500618
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
小西 達裕 静岡大学, 情報学部, 助教授 (30234800)
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研究分担者 |
伊東 幸宏 静岡大学, 創造科学技術大学院, 教授 (20193526)
近藤 真 静岡大学, 情報学部, 教授 (30225627)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 教育工学 / 計算機システム / 情報システム / 人工知能 / ユーザインターフェース / 自然言語処理 / 対話システム / コミュニカティブアプローチ / ユーザインタフェース / 日本語教育 / Focus on Form / 誤り検出 / 教育戦略 / 対話訓練システム / 語学教育システム / 自然言語対話システム / 学習者モデル / 知的教育システム / 文脈処理 |
研究概要 |
1.入力文の意味解釈能力の向上に関する検討 ホテル検索をターゲットに定め、このタスクで扱う必要がある概念・語彙・文体について事例分析を行った。この結果を踏まえ、文意の文脈への位置付けを可能にする意味表現方法と、それを用いた意味解釈機構を設計した。 2.誤り文、拙い表現の解釈手法に関する検討 誤り文について、それが文法的誤りを含むか否か、及び文脈もしくは知識に位置づけが可能か(すなわち、現在の対話状況からみて適切な発話か否か)を規準に自動分類する機構を開発した。これにより、誤りの種類や程度に応じてシステムの態度を変えることが可能となる。 3.対話訓練教育戦略の設計と実装 コミュニカティブアプローチに基づく日本語対話訓練の観点から効果的と思われる教育戦略を設計し、実装した。教育戦略設計においては、学習者が誤った発話や不十分な表現を含む発話を行った場合、どの程度まで対話を継続し、どこで対話に割り込みをかけて助言を行うかが重要である。この観点から、近年注目されている教育手法であるFocus on Formに着目し、これに基づく教育に必要なForm(学習者が使用している言語表現に含まれる一定の言語パタン)の検出・評価機構を設計実装した。 4.オーサリングツールの開発 自然言語文で対話状況を記述することにより、対話状況を記述した知識であるシチュエーション知識を自動的に生成するオーサリングツールを設計・実装した。 5.システムの構築と評価 以上の成果に基づいて構築したシステムについて対話データを収集するとともに、日本語誤用例文辞典などの資料に基づいて、十分な誤り検出・判定能力を持つか否かを評価した。 6.研究成果の整理 本研究の実施期間に得られた知見を整理し、成果報告書として刊行した。
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