研究課題/領域番号 |
15500624
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
野中 陽一 和歌山大学, 教育学部, 助教授 (10243362)
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研究分担者 |
武田 勝昭 和歌山大学, 教育学部, 教授 (90118141)
豊田 充崇 和歌山大学, 教育学部, 講師 (60346327)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 教育現場と大学の連携 / 教育の情報化 / 教員養成 / 日英比較 / 実践研究 / 実践的力量形成 |
研究概要 |
英国ブライトン大学の教員養成カリキュラム、教育現場との連携等について調査研究を行った。実習と講義を組み合わせたカリキュラム、教育機関との連携業務を専門に行う組織(Partnership Office, Schools Liaison)、教材、資料等を蓄積し提供するカリキュラムセンターなど、学生の実践的力量形成をサポートするシステムが整えられていた。また、ナショナルカリキュラムによる到達目標の明確化と教育水準局(OFSTED)による外部評価、教育実習における評価基準に基づく複数回の授業観察によるパフォーマンス評価などの評価システムが機能していた。 大学と学校、教育委員会との連携の取り組みは、地域貢献特別支援事業「地域資源の学習教材化・IT化と利用推進プロジェクト」と本研究を関連させて進めた。特に、学校教員、教育委員会指導主、大学教員等が和歌山IT授業研究会を組織して、教科指導におけるデジタルコンテンツの活用について実践研究に取り組み、成果として「やればできるよIT活用」という本を出版したこと、研究助成を受けて実践研究を協働して進めたこと等によって教育の情報化に対応できる教育実践力及び実践研究力の向上につながった。 教員養成段階では、「コンピュータ入門」、「学習指導におけるコンピュータ活用」等の授業科目の改善、スクールボランティア活動等による学校現場での実践的力量形成に取り組んだ。特に、「学習指導におけるコンピュータ活用」においては、模擬授業を中心とした授業を展開し、現職教員を招き、模擬授業の評価と指導を行ない、最終的には附属小学校において学生が企画立案した授業を公開した。なお、この授業においては、評価規準に基づく自己評価、相互評価、教員による評価を組み合わせて行なった。このような学校現場との連携による実践的な授業科目を組み込んだカリキュラムと、評価基準に基づく能力評価の重要性が明らかとなった。
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