研究課題/領域番号 |
15500636
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
横山 明子 帝京大学, 理工学部, 助教授 (70230654)
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研究分担者 |
繁桝 算男 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (90091701)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 進路決定 / 大学生 / キャリアプランニング / コンピュータガイダンスシステム / WebCT / キャリア教育 / 進路指導 / 進路決定支援 / コンピュータシミュレーション / 進路選択 / 課題の認知 / 協同学習 / 動機づけ / コンピュータ・シミュレーション |
研究概要 |
本研究の目的は、大学生の進路決定のための支援システムをコンピュータガイダンスシステムとして構築し、その効果について検討することである。 本研究に先立つ先行研究からは、進路決定ができないのは、情報や知識の不足に加えて、進路決定に対する関心度の低さがあるとされた。 まず、本研究では、進路決定ができないことを調査をおこない、どういう条件が関わっているのかについて明らかにした。そこでは、進路決定の関心度や決定度に影響しているのは、「進路決定をおこなう」という課題に取り組む意識の希薄さであることがわかった。 次に、それらの問題を解決するために、支援モデルを作成し、実際の支援システムを検討した。このシステムには3つのコンセプトがある。その第一は、進路決定に必要な情報について学習できること、進路決定のプロセスを意思決定理論のモデルに基づいて学習できること、さらに、進路決定のプロセスをシミュレーションできることである。 このコンセプトに基づき、この支援システムのモデルを作成した。それは、次のような4つのパートからなっている。 1.自分自身への理解を深める。 2.進路決定に必要な情報について理解を深める。 3.キャリアプランニングについて討論をおこなって、職業観を深める。 4.進路決定のシミュレーションをおこなう。 さらに、このシステムは、本大学のコースマネージメントツールである、WebCT上に実装した。 学生は、このシステムを用いて、キャリアプランについて学習をおこなった。 その結果から、このシステムを使用することにより、学生の進路決定への関心が高まること、また、キャリアプランを考える際にはかなり効果的であることがわかった。
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