研究課題/領域番号 |
15500647
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 筑波技術大学 (2005) 筑波技術短期大学 (2003-2004) |
研究代表者 |
松藤 みどり 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 教授 (30271464)
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研究分担者 |
新井 達也 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 助教授 (70331303)
大塚 和彦 筑波技術大学, 産業技術学部, 助教授 (80331304)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 英語 / アメリカ手話 / 辞書 / ゲーム / DVD / ASL / 交流 / 相互作用 / 字幕 / 視覚的刺激 / 自然手話 / 対応手話 / CD-ROM / フィリピン |
研究概要 |
英語に対応したアメリカ手話と日本語に対応した日本手話を同一の画面で提示して、少なくとも1つの言語に習熟した学習者が他の3つの言語を同時に学習できるような教材を、次のような手順で作成した。 1.語彙の選定 全日本ろうあ連盟発行のAn English Dictionary of Basic Japanese Signsからの約500語を基本に、情報センター出版局発行の「恋する指さし会話帳」から成人の交流に必要と思われる語彙、米国国立聾工科大学のホームページからアカデミックな語彙を選んで合計1000語余りの日本語と英語の語彙表を作成した。 2.手話の実演と撮影 アメリカ手話に堪能な実演者と日本手話に堪能な実演者にそれぞれの手話単語を実演してもらい、デジタルビデオカメラで撮影した。 3.画像の切り出し作業 デジタルビデオカメラで撮影した画像をコンピュータに取り込み、単語ごとに画像を切り出して音声言語の見出しと対応したリストを作った。その画像をWEB上で見られるよう加工した。 4.手話同士の確認 日米の手話を照合し、英語・アメリカ手話・日本語・日本手話の4言語を対応させた。 5.DVDの作成 1つの言語を手がかりにして他の3つの言語が検索できるよう、DVDにデータを保存して辞書として使用できるようにした。またランダム、神経衰弱のゲームも作成し、学習の動機付づけを高める工夫をした。完成したDVDは複製し、一般大学に学ぶ学生および成人聾者に英語とアメリカ手話の学習教材として配布する。2005年7月にオランダで行われた聾教育国際会議で中間発表をしたところ、海外から寄せられた期待も大きかったので、2006年10月に日本で行われるアジア太平洋地域聾問題会議で成果を発表するとともに、来場者にも日本語と日本手話の学習教材としてDVDを配布する予定である。
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