研究課題/領域番号 |
15500648
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 宇部フロンティア大学短期大学部 |
研究代表者 |
藤井 美知子 宇部フロンティア大学短期大学部, 情報システム学科, 教授 (00156829)
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研究分担者 |
中島 信恵 宇部フロンティア大学短期大学部, 情報システム学科, 講師 (90280213)
高本 明美 宇部フロンティア大学, 人間社会学部, 教授 (10154907)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2003年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 学習支援 / Web / ペン入力 / 表計算 / 資格試験問題 / 学習者分析 / 初級システムアドミニストレータ試験 |
研究概要 |
大学・短期大学では社会の要請に応えるために情報を生成し発信する基礎的能力、情報活用能力を習得させなくてはならない。その教材としては実社会でよく利用される表計算(Excel)が使用されることが多く、学生に内容を理解させるために演習を主とした授業が行われている。理解を深めるためにも適切な問題を課し、理解状況の把握のためにレポートを提出させ、学習者に応じてさらにレベルの高い演習問題を挑戦させることも必要となる。本研究で作成した授業支援システムの演習問題は、内容や解法の困難度を基に4段階用意した。第一段階は、授業内容を説明するための演習問題、第二段階は授業を受ければ容易に解法が類推できる問題、第三段階は少し思考を活性化させるように内容の分析か解法を考えさせる問題、第四段階として内容や解法をしっかり考えなくてはならない発展問題を用意した。本研究では、Webを利用した学習支援システムを構築し、学習者にTablet Pcで演習問題を解かせ、操作性などについて検討を行った。また、Web地理学習支援(多肢選択式問題:本研究者らで作成・運用中)については、解答を選択する際にペン入力を使わせた。 (1)Web上のExcel演習問題は、初期の問題をPDF形式で表示し、それを見ながらExcelを使って問題を解く。この際PDF形式の問題説明部分に学習者自身のメモをペン入力させた。 (2)少し授業が進んだ段階では、Excelファイルに問題内容を入れ、問題はWebからダウンロードし、それを学習者は解く。Excelファイルにも同様に学習者が教員の説明を聞きながらメモを直接ファイルに書くことができる。 (3)Web地理学習支援の解答選択部分がラジオボタン形式についてペン入力させた。 上記について、ペン入力の利点、欠点、ペン入力が身体に及ぼす影響を調査し、学習支援システム構築に生かすことができた。アイカメラ使用分析については今後検討していく。 本研究では、サイトカインの口腔内での徐放量、徐放速度をコントロールするドラッグデリバリーシステム(DDS)を開発するためにDNAを吸収性担体の素材として選択し、DNAの持つ低分子化学物質をインターカレーションや、グルーブバインディングさせる機能を利用し、サイトカインをDNAに結合させ、さらにDNAを人工脂質で被覆して作成したサイトカイン含有DNAフィルムの有効性について検討した。 サイトカイン含有DNAフィルムは、抗菌性、抗真菌性が認められ、細胞毒性は殆ど認められず良好な生体適合性が得られ、骨形成能も良好であったが、組織内でキャリア材としては早期に分解することが判明し、更なる検討が必要なことが明らかになった。 そこで、DNAフィルムの早期分解を解決するために、まず、キトサンを人工脂質に変えて用い、DNAと反応させることにより、新たにドラッグデリバリーシステムの素材としてDNA/キトサンコンプレックスを用いることができるのではないかと考え検討した。DNA/キトサンコンプレックスはDNA/人工脂質コンプレックスよりも長く組織内に留まる可能性があり、また、二重螺旋構造も保持している為、さらに検討する価値があるものと考えた。現在、DNA/キトサンコンプレックスは、ホットプレス法にてフィルム状に加工する事が可能となっており、DNA/キトサンフィルムのDDSとしての応用は可能であると考えている。 また、DNA/人工脂質コンプレックスとポリ乳酸共重合体とを溶媒に溶解した後にキャストし、無色透明なDNA/人工脂質/ポリ乳酸共重合体のコンプレックスフィルムを作成した。DNA/人工脂質/ポリ乳酸共重合体フィルムもdaunorubicin hydroclllorideコンプレックスをインターカレートしたことから、二重螺旋構造も保持しており、DDSとしての応用は可能であると考えている。
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