研究課題/領域番号 |
15500672
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化財科学
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研究機関 | (財)古代オリエント博物館 |
研究代表者 |
脇田 重雄 財団法人古代オリエント博物館, 研究部, 研究課長 (00175069)
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研究分担者 |
石田 恵子 財団法人古代オリエント博物館, 研究部, 調査係長 (30132757)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2003年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | シリア / テル・マストゥーマ / 文化財 / 考古学 / コンピュータトレース / データベース / 文化財学 |
研究概要 |
1.シリア出土資料のうちテル・マストゥーマ資料を中心にパソコンによるトレース作業を行い、さらに図面と関連する写真を入力し、図像の一体化をはかった。本研究の成果報告書ではデータベース化作業の一部を編集ソフトにまとめ掲載した。図面のトレース及びデータベース化は今後も継続して行っていく予定である。 2.本研究期間中には研究協力者の和田久彦によりテル・マストゥーマのコンピュータトレースした出土資料を使用して纏められた。その成果の一部は「The Pottery and the Remains of Stratum 0 (Achamenid Parsian period) at Tell Mastuma in Northwest Syria」として古代オリエント博物館紀要23号で公表された。最上層のアケメネス朝時代のテル・マストゥーマは、地理的位置、集落規模、馬の埋葬、出土遺物などから宿駅の一つとしてとらえることが出来た。さらにシリアではこの時代の報告が少なく、テル・マストゥーマの資料公表が予想以上に重要であることが判った。 3.テル・マストゥーマの出土資料が保管されているイドリブ博物館での資料整理は、未登録資料の仕分け整理、写真撮影を行うとともに、一部を点字ケースに納め、イドリブ地区の文化財として一般公開し地元への還元を行った。 4.西アジア及び周辺地域の発掘報告書、文化財関係の図書を購入及び複写を行った。 5.最終年度に提出する本研究の「研究成果報告書」を作成し、データベース化作業の一部を纏めて掲載した。さらに本研究で得られた成果は「古代オリエント博物館紀要」などで逐次公表していく予定である。
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