研究課題/領域番号 |
15510081
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境技術・環境材料
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研究機関 | 和歌山工業高等専門学校 |
研究代表者 |
佐々木 清一 和歌山工業高等専門学校, 環境都市工学科, 教授 (90043546)
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研究分担者 |
岸本 昇 和歌山工業高等専門学校, 物質工学科, 准教授 (50280433)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 植物 / 土壌浄化 / 重金属 / 無機化合物 / 計測 / 移流・分散解析 / 現地観測 |
研究概要 |
ヨシに着目し河川やため池における水質環境の改善に寄与することを目的とした研究である。まず、室内実験としてコンテナにヨシを栽培し、ため池の場合では流れなし、河川では流れありの条件の下でCu, KNO_3の人工汚染水について、これらの濃度は導電率計、根の吸収力はサクション計でそれぞれ1時間毎に計測した。その結果、根の吸収力はサクションの変化により、またCu、KNO_3濃度の著しい増加が見られた。つまり、土、水中に溶解した重金属、無機化合物を、ヨシが根元に集積していることが示された。これらの現象は、2次元FEM移流・拡散解析による濃度分布と流速ベクトルからも実証できた。 有田川町清水における集落排水を導入した野外実験装置を利用した導電率の1年間における計測から、地域から流れ込んだ排水が木炭による吸着とヨシによる吸収効果により季節ごとに差はあるものの水質が浄化されることが確認できた。これまでの成果は、現在計画中である岩出市水栖大池(約200mx250m)の水質改善工法として採択され、ため池に循環型浄化水路を併設する手法を提案した。そして、このため池の浄化効果は、FEM移流・拡散解析から評価できた。
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