研究課題/領域番号 |
15510150
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然災害科学
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研究機関 | 富士常葉大学 (2004-2005) 京都大学 (2003) |
研究代表者 |
田中 聡 富士常葉大学, 環境防災学部, 助教授 (90273523)
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研究分担者 |
重川 希志依 富士常葉大学, 環境防災学部, 教授 (10329576)
牧 紀男 京都大学, 防災研究所, 助教授 (40283642)
川方 裕則 京都大学, 防災研究所, 助手 (80346056)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2003年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 災害エスノグラフィー / 災害対応業務 / シナリオ・プランニング / 新潟県中越地震 / 東海・東南海地震災害 / 被害シミュレーション / ストラテジック・プランニング |
研究概要 |
1.災害エスノグラフィーの分析による災害過程の整理 阪神・淡路大震災をはじめとした、地震災害をはじめとしたわが国で発生した災害の代表的事例について、被災者、災害対応者に対する災害エスノグラフィーを収集し、災害過程の分析をおこなった。 2.地域防災計画策定のためのストラテジック・プランニングの実施 準備作業として、フィリピン国マリキナ市を対象に、市役所職員に対する数回にわたるワークショップから、地域防災計画策定のためのストラテジック・プランニングを実施した。 3.7.13新潟水害に関する災害エスノグラフィー調査による災害過程分析 7.13新潟水害について、新潟県三条市における消防の災害対応者に対してエスノグラフィー調査を実施し、災害対応における意志決定過程の分析をおこなった。 4.新潟県中越地震に関する災害エスノグラフィー分析による災害過程の解明 新潟県中越地震について、小千谷市役所において災害対応者に対してエスノグラフィー調査を実施した。特に建物被害認定調査からり災証明書発行、被災者の生活再建支援までの一連の災害対応過程について、対応の業務フローの分析から災害対応過程の解明をおこなった 5.新潟県中越地震の時間別・業務別対応シナリオの分析 新潟県中越地震における小千谷市の災害対応過程について、時間別・業務別の対応シナリオ作成の検討をおこなった。特に市役所の各部局における災害対応業務についてプロセスを分析するとともに、この地震災害におけるシナリオの同定をおこなった。 6.シナリオの検証によるわが国の地震防災政策の課題の検討 1.で検討された地震災害時における自治体の災害対応シナリオについて、わが国の防災政策立案に対する妥当性や有効性の検討として、特に業務運用面、法律・制度面からの検討をおこない、現状における問題点をあきらかにするとともに、現行の制度を前提とした複数のシナリオの検討をおこなった。
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