研究課題/領域番号 |
15510188
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物分子科学
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研究機関 | 独立行政法人理化学研究所 |
研究代表者 |
須藤 龍彦 独立行政法人理化学研究所, 長田抗生物質研究室, 先任研究員 (30260227)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | p38 / Exip / Tollip / IL-1 / IRAK / 自然免疫 / 炎症 / スプライシング / ストレス / 薬剤開発 / 転写後修飾 / MAPキナーゼ |
研究概要 |
平成15および16年度研究実施計画に基づき研究を実施し、以下の成果を得たので報告する。 1.EXIPに結合する因子の解析。 Yeast-Two-Hybridを用いて、p38に結合することなくEXIPに特異的に結合する因子を探索し、候補となるクローンを、15年度、分離するに至った。塩基配列を決定したところ、Tollipであることが明らかになった。Tollipは、自然免疫に関与する様々な受容体直下に位置するアダプタータンパクとして同定され、NF-_κB経路を抑制することが知られていた。そこで、これらの経路におけるExipの機能を検討したところ、Tollipに加えてIRAKにも結合することが明らかになった。さらに、HeLa細胞にExipを過剰に発現した際に、Tollipと同様にNF-_κB経路を抑制することも明らかになった。以上のことより、免疫応答に於けるこれまでのp38の機能とは別に、Exipが自然免疫において異なる役割を果している可能性が考えられ、更なる解析が重要になった。 2.EXIPの発現制御機構の解析。 15年度、新たに作製した抗体により、過剰発現のEXIPに加えて、血球系の細胞で内在性タンパクの発現を確認できたので、16年度は、通常の培養で発現が検出できる血球系の細胞を中心にして発現制御機構の解析を行った。THP-1細胞においては、42度の高温で培養した場合に、Exip量の増加が見られた。一方、炎症性サイトカインによっては、変化が見られなかった。
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