研究課題/領域番号 |
15510195
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
資源保全学
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研究機関 | 東京情報大学 |
研究代表者 |
原 慶太郎 東京情報大学, 総合情報学部, 教授 (20208648)
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研究分担者 |
須崎 純一 東京情報大学, 総合情報学部(〜H16・7・31)東京大学・生産技術研究所(H16・8・1〜), 講師 (90327221)
SHORT Kevin 東京情報大学, 総合情報学部, 教授 (40337762)
藤原 道郎 姫路工業大学, 自然・環境研究所, 助教授 (80250158)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 生物多様性 / 保全 / 景観生態学 / 谷津田 / 地理情報システム / リモートセンシング |
研究概要 |
生物多様性を高める景観配置構造(landscape configuration)を明らかにするために、まず、谷津田景観域における詳細な景観構造を把握するために、GIS(地理情報システム)と高分解能衛星リモートセンシングを統合した景観解析手法を確立した。次に、景観配置構造と野生生物の生息状況の関係を、谷津田景観域に典型的なカエル類を指標として解析し、水田と周囲の森林域のセットが重要な要素になることを解明した。 具体的には、Landsat ETM+データを用いた土地被覆解析手法を検討し、景観構造の解析には、4時期のシーンを用いたコンポジット画像による分類が有効であることを示した。また、都市近郊域では、高空間分解能衛星データIKONOSが微小な植生域の抽出に有効であること、そしてオブジェクトベースの分類が有効であることを明らかにし、これらの知見から、衛星リモートセンシングによるハビタット抽出手法を確立した。次に、異なる2時期(1960年代と1990年代)における景観構造解析を行い、現在の構造に至る履歴を解析し、種々の人為の影響及び、ハビタットとしての機能の評価を行なった。これらの成果をもとにして、景観配置構造と谷津田に生息するカエル類の分布に関して、景観配置構造との関係を解析し、種類群によって、生息状況と周囲の景観構造とに強い関連性があることを明らかにした。
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