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初期女子教育に果たしたミッションスクールの役割:フランス,マラヤ,日本の比較

研究課題

研究課題/領域番号 15510204
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 地域研究
研究機関中京大学

研究代表者

平島 みさ (奥村 みさ)  中京大学, 国際英語学部, 助教授 (40296942)

研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード女子教育 / 女性史 / ポストコロニアリズム / マレーシア / フランス / 修道会 / キリスト教 / イギリス植民地統治
研究概要

本研究の主要な目的は、19世紀後半にフランス・マラヤ・日本の女子教育に大きな足跡を残した修道女メール・マチルド(1814・1911)の97年に渡る生涯を縦糸に、彼女の所属した修道会である幼きイエス会が設立した3カ国のミッションスクールの歴史を横糸として、同時代・3カ国の民衆の社会史を横断し、教育による「民際交流」を明らかにすることにあった。平成15年度はフランス、シンガポール、日本の幼きイエス会の各アーカイヴにて資料収集にあたった。フランスは先進国の中でも女性の社会参加に関しては後進国といわれてきた。しかし、今回明らかになったのは、フランス社会史の福祉・教育の分野における女子修道会の貢献度の高さであった。平成16年度の研究は主として、マチルド生きた時代史の検証にあてた。その結果、フランス革命における修道会への迫害が、フランスの修道会を海外宣教に駆り立てたことがわかった。また、プロテスタントのミッショナリーの中国への関心が、カトリックのミッショナリーをして、中国の周辺部である東南アジアや日本に活動拠点を置く結果となったことがわかったことも興味深い。平成17年度は研究助成の最終年度として、彼女たちを受け入れた側、すなわちイギリス植民地下のマラヤと明治期の日本の当時の教育政策と実情について研究を深めた。研究の最後には、現在のシンガポールと日本における幼きイエス会の活動についての調査も実施し、その過程において現在のミッションスクールが抱える問題点もいくつか見えてきた。

報告書

(4件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 都市国家における心象風景 : シンガポールの都市開発にみるポストコロニアル・ナショナリズム2004

    • 著者名/発表者名
      奥村みさ
    • 雑誌名

      中京大学国際英語学部紀要 5

      ページ: 17-34

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Inventing Nostalgic Landscape : Urban Redevelopment and Postcolonial Nationalism in Singapore2004

    • 著者名/発表者名
      OKUMURA Misa
    • 雑誌名

      Journal of college of World Englishes Volume 5

      ページ: 17-34

    • NAID

      110006200710

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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