研究課題/領域番号 |
15510221
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
小林 富久子 早稲田大学, 教育・総合科学学術院・教育学部, 教授 (00063751)
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研究分担者 |
勝方 恵子 早稲田大学, 国際教養学術院・国際教養学部, 教授 (50177416)
中垣 恒太郎 常磐大学, コミュニティ振興学部, 専任講師 (80350396)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | ジェンダー / 多文化主義 / アメリカ / アファーマティヴアクシン / 沖縄女性 / 在日女性 / 大学教育 / ジェンダー教育 / アファーマティヴ・アクション / キャンパス内の多様性 / 歴史教育 / ミシガン大訴訟 / アファーマテイヴ・アクション |
研究概要 |
平成15年度、研究代表者の小林は8月にカリフォルニア大学バークレー校とミシガン大学に出張、両校で多文化主義導入のためいかなる施策が行われているかを調査。とりわけミシガン大では人種・ジェンダーにおける学生間での多様性を確保すべく取り入れられてきた方策の一つとしての入学試験におけるアファーマティヴ・アクションを違憲と訴える裁判が行われたことで、マスコミなどから大きな注目を集めており、この点に焦点を絞って資料を収集することにした。一方、研究分担者の勝方は沖縄に出向き、県のジェンダー行政の特徴などについて調査するとともに、複数の沖縄在住の女性とのインタヴューを実施した。 平成16年度には、研究・調査と並んでデータ整理その他の作業に従事する者として今1人、常磐大学で教える中垣を加えることとした。さらに非公式な研究協力者として、現慶応大学出版会勤務の編集者中村純、早稲田大学教育研究科博士課程在籍者で小林ゼミに属する杉本香織、出野由紀子、田村亮、3者の協力も得、引き続き研究調査および資料整理にあたった。(なお、各々が報告書の共同執筆者として名を連ねている。)海外出張に関しては、小林が12月、再びミシガン大に出張。アファーマティヴ・アクション裁判のその後、および、同大学でのジェンダー関連の施策についての資料収集を行った。勝方も、しばしば沖縄に出張、引き続き沖縄でのジェンダーおよび多文化主義的政策についてのインタヴューを行った。 最終的な成果報告書の内容は2部構成とし、第1部ではアメリカの状況に焦点をあて、アファーマティヴ・アクションの歴史、ミシガン大学における裁判の経緯およびジェンダーに関わる施策を扱っている。第2部は、日本での多文化主義教育の前段階として、在日、沖縄出身女性各1名とのインタヴューを収録した。 本報告は殆ど研究がなされていないテーマを扱ったものとして未だ不十分であるが、今後このテーマをさらに深めたいと本研究に関わった者すべてが念じている次第である。
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