研究課題/領域番号 |
15510223
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 名古屋経済大学 |
研究代表者 |
水田 珠枝 名古屋経済大学, 名誉教授 (60079316)
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研究分担者 |
吉田 啓子 名古屋経済大学, 経済学部, 教授 (70240281)
志村 明子 中京大学, 社会学部, 教授 (60097863)
見崎 恵子 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (70030690)
山田 綾 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (50174701)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 20世紀初頭 / フェミニズム / ラディカリズム / アナキズム / 社会主義 / 大正・昭和初期 / アメリカ / フランス / ドイツ / 明治末期、大正期、昭和初期 / アメリカ、フランス、ドイツ、イギリス |
研究概要 |
1970年代の女性解放運動(第二派フェミニズム)の台頭以来、"婦人参政権"の実現という目的を掲げた20世紀初頭のフェミニズム(第一波フェミニズム)の役割は終ったとみなされてきた。しかし、第一波フェミニズムが取りあげていたのは"婦人参政権"の問題にとどまるものではない。そのなかには第二派フェミニズムが新たに提起したとする課題の多くがすでに取りあげられ、論じられていたのである。本研究は、第一派フェミニズムが取り組んだそれらの課題を明らかにするとともにその社会的国民的バックグラウンドを比較しながらその系譜を跡付けることを意図しているが、その研究成果は以下のようである。 第一に、第一派フェミニズムをリードした3人の日本人女性、すなわち平塚、山川、高群を取りあげている。水田の論文は平塚の認識論におけるドイツ観念論の影響を分析したものである。吉田の論文は山川の恋愛・結婚・家族論に基づいて社会主義者山川における個人主義思想を明らかにした。志村の論文は高群をフェミニストのなかの母性主義者アナーキストと位置付けている。 第二に、見崎の3つの論文はその時代におけるフランスのフェミニズムの様々なタイプを取り上げ、ラディカル・フェミニズムの基本的な位置はフェミニストとしての女性の自立性にあると結論付けている。 第三に、大橋の2つの論文はアメリカにおける社会主義とジェンダーの関係を取り上げ、特に2つめの論文では、諸雑誌におけるバース・コントロール論議を取りあげている。 山田の論文はアメリカにおけるパブリック・スクールにおける共学とフェミニズムの関係を取り上げ、それは日本や西ヨーロッパのものとはまったく異なることを明らかにした。
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