研究課題/領域番号 |
15520002
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 東北大学 (2005) 山形大学 (2003-2004) |
研究代表者 |
直江 清隆 東北大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (30312169)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 技術哲学 / 技術倫理 / 設計の哲学 / 人工物の政治性 / 非意図的行為 / 人工物の設計 / レリバンス / 自然の承認 |
研究概要 |
本研究は、いわゆる「経験論的転回」を踏まえた技術哲学の定礎を図ったものである。すなわち、従来の本質主義的、決定論的な技術把握から目を転じ、技術を人間の活動を媒介し、新たな意味を付与する働きとみなす視点の定礎を図った。本研究では、とりわけ技術的「行為」について、人間と人工物及び人工物を含む環境との関係に対する現象学的・解釈学的な解明を行い、その基礎にたって、技術が状況のなかで、また歴史的・社会的文脈に応じて示す、柔軟かつ多義的なあり方に即した理解の可能性と明らかにした。同時に、この関係における実践的側面に着目し、そこに内在する価値的、倫理的契機に関する探求を行った。 本研究では、技術哲学の中心問題である設計の問題を取り上げ、以上の議論の具体的展開を図った。すなわち、設計に織り込まれた実践的構造を一種の語り(ナラティブ)として捉えることにより、技術を成り立たせ、また変革する倫理の所在を見定めようと試みた。この試みは、従来の技術倫理ともすればミクロな「技術者の倫理」に限定されがちであるのに対し、本研究はこれを技術のメゾ、マクロなあり方にまで広げるより広い意味での「技術の倫理」を提示するものということができる。 本研究の成果は、論文や図書の形にまとめられたほか、各種学会や研究会での口頭発表の形で公表された。また、哲学的レベルと現実の技術-社会論レベルの双方に関わるに問題ついては、人工物の政治性や設計の哲学その他に関するワークショップなど、より広い文脈での議論の場において公開された。
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