研究課題/領域番号 |
15520039
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
中国哲学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
野間 文史 広島大学, 大学院・文学研究科, 教授 (20110158)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 春秋正義 / 春秋左傳注疏 / 阮元十三經注疏校勘記 / 正宗寺春秋正義 / 慶元八行本春秋正義 / 足利十行本春秋左傳注疏 / 山井鼎 / 七經孟子考文補遺 / 五経正義 / 正宗寺本春秋正義 / 慶元本春秋正義 / 足利学校蔵附釋音春秋左傳注疏 / 春秋左伝注疏 / 阮元十三経注疏校勘記 / 劉文淇 / 春秋左氏傳舊注疏證 / 慶元刊春秋正義 / 日知録 |
研究概要 |
報告者は『春秋正義』全60巻の訳注を企図し、その第一歩としてすでに巻1・2を発表しているのであるが、本研究はその前提作業並びにその第二歩として位置づけられるものである。すなわち本研究は I『春秋正義』全60巻の校勘記を作成すること、 II『春秋正義』巻3・4・5の校定本を作成すること、 III『春秋正義』巻3・4・5の訳注を継続すること、 IV『五経正義』をめぐる諸問題を考察すること、 を目的とする。 そして上記はおおむね計画通り実施し、研究成果報告書の内容として、 ・宋慶元刊春秋正義刻工名表 ・譯注春秋左傳正義巻三・春秋左傳正義校定文巻三・春秋左傳正義校勘記巻三 ・譯注春秋左傳正義巻四・春秋左傳正義校定文巻四・春秋左傳正義校勘記巻四 を収録している。 ただ、本報告書において訳注等が巻三・巻四にとどまったのは、当初の予定とは異なってIの校勘記作成に時間を要したためである。具体的には『景鈔正宗寺本春秋正義』・『春秋左傳要義』以外に、宋慶元刊『春秋正義』と足利学校遺蹟図書館蔵『附釈音春秋左伝注疏』の両版本を、阮元校勘記を通じることなく、直接参照する必要が生じたためである。なぜなら阮元校勘記は両版本を十全には利用していないことが判明したからに他ならない。そのことについて下記拙稿で論じている。
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