• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

日本近代美術における基層をめぐる研究-画家の地縁と作品の風土

研究課題

研究課題/領域番号 15520102
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 美学・美術史
研究機関独立行政法人文化財研究所東京文化財研究所

研究代表者

田中 淳  独立行政法人文化財研究所東京文化財研究所, 美術部・黒田記念近代現代美術研究室, 室長 (00163501)

研究分担者 山梨 絵美子  独立行政法人文化財研究所東京文化財研究所, 協力調整官・情報調整室, 室長 (30170575)
塩谷 純  独立行政法人文化財研究所東京文化財研究所, 美術部, 主任研究官 (90311159)
研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード美術史 / 黒田清輝 / 青木繁 / 萬鉄五郎 / 古賀春江 / 坂本繁二郎 / 松本竣介 / 日本近代美術 / 基層
研究概要

本研究では、近代日本美術研究において、ともすれば、ヨーロッパ、東京を中心にする語りやヨーロッパ近代美術をモデルとする造形至上主義のなかで省みられることのなかった側々の画家がもつ、その出身地との関連の深さと多様性を明らかにしたい。そのため、下記の視点にたって現地での調査と資料収集、および分析検討をくわえる。
1 画家の「居る」場と身体化された表現、2 画家の地縁、3 画家の宗教感情
本研究でとりあげた黒田清輝等の画家とその作品については、相当の研究蓄積があるが、現状では、東京を中心とする通史的な日本近代美術史のなかでの位置付けが定着化する一方、近年、各地域における緻密な調査がかさねられており、これまで明らかにされてこなかった側面があきらかになりつつある。本研究は、両者の成果が乖離している現状を批判的に検証、統合する作業をつうじて、新たな近代日本美術研究における作家、作品研究の方法論を確立するための基礎的な研究成果をあげることを目的としている。
平成16年度からの継続として、東京地域で発行されていた諸新聞(東京朝日新聞、読売新聞、東京日日新聞)の二科会関係記事を収集調査した。その結果、東京朝日新聞164件、読売新聞522件。東京日日新聞320件を調査収集することができ、これらは、記事中の作家名をキーワードにデータベース化した。またこのうち「東京朝日新聞」にっいては、記事の全文をテキストデータ化し、報告書に資料として掲載することができた。
本科研の成果の一部として、田中淳著『画家がいる「場所」-近代日本美術の基層から』、ブリュッケ、05年6月を公刊することができた。

報告書

(4件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005

すべて 図書 (3件)

  • [図書] 画家がいる場所-近代日本美術の基層から2005

    • 著者名/発表者名
      田中淳
    • 総ページ数
      372
    • 出版者
      ブリュッケ、東京
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [図書] Gaka ga iru basho (The Place of a Painter)2005

    • 著者名/発表者名
      TANAKA Atsushi
    • 出版者
      Tokyo
    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [図書] 画家がいる「場所」-近代日本美術の基層から2005

    • 著者名/発表者名
      田中淳
    • 総ページ数
      377
    • 出版者
      ブリュッケ
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi