研究課題/領域番号 |
15520209
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ語系文学
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
大島 由起子 福岡大学, 人文学部, 教授 (40168919)
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研究分担者 |
小倉 いずみ 大東文化大学, 法学部, 教授 (00185563)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | アメリカ文学 / ハーマン・メルヴィル / 北米先住民表象 / ピーコット族 / メルヴィル / 北米先住民 / ピーコッド族 |
研究概要 |
大島由起子は、今年度はメルヴィル関係では以下の4本の研究論文を出した。1. "Reading Israel Potter as National Amnesia" Sky-Hawk22号(日本メルヴィル研究センター)、2."From Hope Leslie to Moby-Dick," Ungraspable Phantom (ケント州立大学出版)、3.「「ジョン・マー」に見る転覆のメカニズム」『福岡大学人文論叢』、4."Native America in The Confidence-Man" Leviathan(国際メルヴイル学会)、および「「ジョン・マー」試訳」『福岡大学人文論叢』である。これで大島には、メルヴィルの代表的長編小説についての先住民表象研究は一旦、終えたという観があり、興味の対象を晩年、及びそれと関連深いと思われる初期の作品に移しつつある。いまだ「ジョン・マー」論以外は形にはなっていないが、同様に、先住民の主題を探ることができるという感触を持つ。人種研究が盛んな昨今であり、以前よりはるかに多く先住民関係の資料が入手可能であるので、作品に書き込まれていながら黒人表象研究ほどには進んでいなかった先住民表象があぶり出しやすい時期に来ていると感じるものである。小倉いずみの主な業績は、「アメリカ先住民とピーコット戦争」『メルヴィルの小説にみる先住民表象の虚構と事実』(科学研究費基盤研究、研究成果報告書)と、「オランダのトマス・フッカーと政教分離の生成過程」『歴史のなかの政教分離』(彩流社)である。
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