研究課題/領域番号 |
15520352
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
林 道生 静岡大学, 情報学部, 教授 (90109124)
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研究分担者 |
許山 秀樹 静岡大学, 情報学部, 助教授 (10257230)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 中国語 / 口語 / 文語 / ハイブリッド言語 / 中国語教育 / 初級 |
研究概要 |
大学で第2語学として中国語を学ぶ学生が、中国語の口語と文語を効果的に学習することができるようなプログラムの作成を目的とした。 2年間の学習時間数は65時間から120時間、語彙数は1000語以下のレベルである。 現代語は書面語と口頭語が接近している傾向にあるから、書面語に残る文語は多くないが、学習面で困難を感じることがある。 学生が困難を感じる原因に、現代語に文語要素、特に四字成句と虚詞、さらに方言語彙が入っていることである。 文法では、文語と現代語との変化はそれほど大きくない。動詞(形容詞)の使い方が、アスペクトと補語の面で複雑になったといえる。ただ、方言的な要素、特に南方方言が北京語と共存していることが、学習上の困難になっている。 中国の近代化に伴い、翻訳語が多くなったことも困難の一つである。 日本人は中国の現代語が捨てた漢字、単語に目を向けるから、ハイブリッド言語である現代語の成り立ちと構成要素を知ることが有用である。 我々の作成したテキストは文語の現代語訳を通じて口語と文語を学ぶ試みの一つである。
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