研究概要 |
平成16年度膨大なデータの分析を実施し、TOEFLの評価基準設定前に、英文のエラーを大項目としてはContents, Organization, Language Use, Formatingの4項目に区分し、それぞれの小項目はContentsが17項目,Organizationは7項目,Language Useは38項目,Formatingは3項目に区分しましたが、最終的には6項目(Content, Organization, Structure, Word choice/Usage, Verb Usage, Mecahnics)に区分し、Contentは20種類の小項目、Organizationは10種類、Structureは13種類、Word choiceは21種類、Verb Usageは8種類、Mechanicsは4種類の小項目に区分しました。 177名の学生のエッセイを分析し、一番エラーの多かったのは冠詞で、一番エラーの少なかった項目は量をあらわす単語でした。 Contentの問題は単語、文脈がすべて曖昧であり、事例が弱く、結論も曖昧で、出題問題に対して適格に応えていないということでした。Organizationの問題はパラグラフが非常に短いし、時には1文章しかありませんでした。トピックセンテンスがありませんでした。Structureにおける問題は基本的な文型を使った文章にはなっていませんでした。Word Usageの問題は冠詞、単数形/複数形等がもっとも多かった。 VerbsではConcretな動詞ではなく曖昧な動詞を使ったり、時制も誤りが多かった。
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