研究課題/領域番号 |
15520381
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 長崎純心大学 |
研究代表者 |
鈴木 千鶴子 長崎純心大学, 人文学部, 教授 (10123837)
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研究分担者 |
吉原 将太 長崎純心大学, 人文学部, 講師 (30321318)
渡辺 洋子 長崎純心大学, 人文学部, 教授 (90167180)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2003年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 学習者コーパス / チュートリアル / インタラクティブ・ウェブ / e-ラーニング / 学習支援 / 国際協働学習 / 英語コミュニケーション実践 / 韓国、台湾、日本 / 韓国:台湾:日本 / 電子掲示板 / 英語学習者コーパス / 動画発信 / ヴァーチャル・クラス / 多元文化交流 / アジア諸国の英語の特性 |
研究概要 |
当該研究は、平成15年度〜平成17年度の間、以下の方法により実践研究を行った。 1.独自に開発したインタラクティブ・ウェブ上に、集積された英語学習者の約9000件のメッセージをコーパスとして、目的にあわせて検索し分析する2種類のツールを増設 2.1.のデータとツールを用いて、国際コミュニケーション上指導を要する35項目を抽出し、チュートリアルのコンテンツを作成して、インタラクティブ・ウェブ上に登録設定 3.2.の学習環境で約10ヶ月間韓国の2大学の学生ならびに市内の姉妹校高校生とコミュニケーション実践した実験群38名につき、事前・事後テストにより英語力の伸長度を対照群68名との比較により測定・評価、併せて実験群について、メッセージの作成・発信における修正過程を分析・評価 その結果、以下の3点が明らかとなった。 1.チュートリアル併設型ウェブによる英語発信教育実践は、対象者について平均的に、総合的英語力、特に文字言語に関する能力の強化に効果的 2.詳しくは、英文作成時の推敲による改善に関して、自立的な書き直しの機会を与えることが効果的 3.チュートリアル参照の効果は、適切なインストラクションによる知識を保持していることを前提とする 以上の結果を踏まえ、今後取り組むべき課題として、以下の4点を確認した。 1.学生一人一人の習得特性と達成レベル・能力に対応した、より個別化された学習支援システムの開発 2.ライティング活動を通しての文字言語の発達促進に止まらず、リスニングならびにスピーキング活動にも対応した、より総合的な学習支援システムの開発 3.学習項目に関する教材を提供する学習支援システムに止まらず、より自立的な学習態度涵養を支援する、学習自己管理システムの開発 4.本学習支援システムならびにチュートリアルコンテンツと、他の教育機関によるシステムとコンテンツの共有化によるE-ラーニング体制の拡大・発展
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