研究課題/領域番号 |
15530102
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
坂元 一哉 大阪大学, 法学研究科, 教授 (20183816)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | サンフランシスコ講和会議 / 対日平和条約 / サンフランシスコ平和条約 / 外交文書 |
研究概要 |
2年間の研究により、サンフランシスコ講和会議・平和条約関連の外交資料の調査・収集に大きな成果をあげることができたと考える。平成15年度はイギリスの国立公文書館にはじめて出かけて資料収集を行えたことが、重要な成果であったと考える。約1週間の調査で収集した数百点の文書について、日米の資料とつきあわせつつ、いくつかの問題--平和条約における安全保障関連規定の成立、「イギリス草案」の諸問題、中国代表権問題--につき検討し、知見を深めることができた。その調査の成果をふまえて平成16年度は、約10日間アメリカで調査を行い約十日間、マッカーサー記念図書館、米国国立公文書館で資料を収集した。マッカーサー記念図書館では、マッカーサーとGHQ関連文書の概要について識見を深めることができた。国立公文書館では、2001年に行った調査の補足調査を行うことができた。すでに請求している数百点の情報公開請求文書の審査状況についても有益な情報を得ることができた。日本国内では外交資料館、国会図書館にたびたび出かけて外交資料、新聞資料の調査にあたった。公刊されている文献資料の収集も進めたが、とくにダレス国務長官と平和条約関連の重要なマイクロフィルム集を入手することができたのは有益であった。 収集した文献資料の分析は鋭意継続中での段階だが、その成果の一部は、外交資料館の研究会、関西政治史研究会などいくつかの研究会で「新資料から見たサンフランシスコ平和条約」と題して研究報告を行っている。
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