研究課題/領域番号 |
15530114
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
理論経済学
|
研究機関 | 大阪大学 (2004-2005) 東北大学 (2003) |
研究代表者 |
芹澤 成弘 大阪大学, 社会経済研究所, 教授 (90252717)
|
研究期間 (年度) |
2003 – 2005
|
研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
|
配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
|
キーワード | Strategy-Proofness / Social Choice Function / Pareto-Efficiency / Anonymity / Vickrey Allocation Rule / Uniform Rule / Pure Exchange Economy / Symmetry / Allotoment Economy / インセンティブ / メカニズム・デザイン / 戦略的虚偽表明の防止 |
研究概要 |
国際社会が共有している資源を各国間に配分する方法の研究として、戦略的行動を抑止する資源配分ルールを分析しました。以下、財が分割可能な場合と、財は分割不可能だが金銭による補償が可能な場合にわけて、研究成果を説明します。 財が分割不可能な場合の配分ルールとして、The uniform rule(Bennasy,1982)を研究しました。その研究成果として、次のことを証明しました。 1)The uniform ruleが、minimally rich domainの上で、Strategy-Proofness(戦略的選好表明を抑止するための条件)、Pareto-EfficiencyおよびSymmetry(同じ選好を持っている消費者に同量の資源を配分するという配分ルールの条件)を同時に満たす唯一の配分ルールである。 2)上の3条件を満たす配分ルールが存在する最大のdomainは一つしかなく、それはthe single-plateaued domainである。 財は分割不可能だが金銭による補償が可能な場合分配ルールとしてVickrey Allocation Ruleを研究しました。その結果、Strategy-Proofness、Anonymity(社会の構成員が公平に扱われるための条件)とIndividual Rationalityを満たすのは、Vickrey Allocation Ruleだけであることを証明しました。
|