研究課題/領域番号 |
15530123
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
上東 貴志 神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (30324908)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2003年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 離散選択問題 / 動的最適化 / 景気変動 / 離散選択 |
研究概要 |
本研究の目的は、離散選択問題と景気変動の関係を明らかにすることである。離散選択(discrete choice)問題とは、(通常)有限個の選択肢の中から最適なものを選択する問題でことである。例えば、車を買い換えるべきか、新しいパソコンを買うべきか等は離散選択問題である。離散選択問題の研究が現実経済を理解する上で重要であるのは、現実経済における財の多くが不可分(indivisible)であり、不可分財の売買を扱った問題はすべて離散選択問題であるからである。不可分財とは、売買可能な最小単位が存在する財のことである。 本研究では、個人レベルにおける離散選択問題と複雑動学の関係を解明した。具体的には、「個人レベルにおいては、離散選択問題は必然的に複雑なダイナミックスを引き起こす」という命題の証明した。正確には、同命題は次のとおりである。「一般的条件の下では、確定的無限期間経済における離散選択問題の最適経路は、定常点にも循環経路にも収束しない複雑なものになる。」 手法的には、ダイナミック・プログラミングを用いずに、無限期間の最適化問題を無限次元における最適化問題として捉えることが基本的なアプローチである。状態変数の空間と最適経路の空間を比較することにより、最適経路は一般的に複雑なダイナミックスに従うということを証明した。 上記の分析結果をまとめた論文は投稿準備中である。
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