研究課題/領域番号 |
15530140
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済統計学
|
研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
久保庭 眞彰 一橋大学, 経済研究所, 教授 (70111698)
|
研究期間 (年度) |
2003 – 2004
|
研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
|
配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
|
キーワード | ロシア / 中央アジア / エネルギー / 産業連関表 / 石油 / ガス / パイプライン / エネルギー連関 / エネルギー連関構造 / 石油・ガスフロー |
研究概要 |
1.ロシアのSNA産業連関表(1995-2002年の各年)の供給表、利用表、商業マージン表、運輸マージン表、純生産物税表、輸入表を整備した。供給表その他の組み換えにより、石油・ガス産業の活動実態を総合的に捉えられるようにした。すなわち、石油・ガスの生産者産出、石油・ガス商業・運輸産出、石油・ガス純生産物税を合計した産出を石油・ガス産出(市場価値)とする産業連関表を編成した。この再編成表によると、ロシアの石油・ガスGDPがGDP総計に占める比率は、2000年の場合、公式統計の7.8%ではなく24.1%となることを明らかにする論文をアメリカの学術誌等において公表した。これにより、石油・ガス部門の活動をより適合的にとらえられるようになったと考えられる。 2.ウズベキスタン、カザフスタン、キルギスタンの産業連関表統計を整備した。ロシアと同様、石油・ガスに焦点を定めて、産業連関表を統一的に再編成した。トルクメニスタンについては、ガス産業を中心にして、実験的な産業連関法を2000年について推計した。また、エネルギーバランス統計をロシア、中央アジア各国について整備した。これは、各国データをベースにした場合とIEAのバランス表をベースにした場合とについて行われた。 3.パイプライン輸送関係のデータを整備し、その改善の問題について検討を行うと同時にウクライナ、ベラルーシその他のCIS諸国のロシア・中央アジアとの石油・ガス輸出入活動に関するデータを整備した。パイプラインの改善によるCIS域内・域外の石油・ガスフローの問題点をロシア・中央アジアに焦点を定めて究明する論文を欧文、和文で発表した。 4.ロシア・中央アジアのエネルギー連関構造をロシアならびに各国の輸入表を参照しながら明らかにするための試験的シミュレーションを実施した。
|