研究課題/領域番号 |
15530152
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用経済学
|
研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
永瀬 伸子 お茶の水女子大学, 大学院・人間文化研究科, 助教授 (30277355)
|
研究分担者 |
金子 能宏 国立社会保障人口問題研究所, 応用分析研究部, 部長 (30224611)
村尾 祐美子 東洋大学, 社会学, 専任講師 (20408959)
|
研究期間 (年度) |
2003 – 2005
|
研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
|
配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
|
キーワード | 就業履歴 / 年金 / 社会的保護 / 労働供給 / 非正規就業 / 子どもの養育 / 暗黙の家族像 / 負担 / 公的年金 / 賃金差 / 家庭内生産 / 離職 / 社会保障 / 家族形成 / 出産行動 |
研究概要 |
就業履歴や結婚や出産履歴に注目し、日本の現行の社会保障制度が、誰に対して、どの水準での負担と給付を行っているかを具体的に検討する。また日本の諸制度が諸外国とどのように異なるか、実態と制度との関係にも注目し、国際比較が可能なデータを用いて各国間の比較を行うことにより日本の制度について再考する。 日本の税制と社会保障による負担と給付が、就業履歴や結婚歴によってどのように異なるのか、その現状について全国データ(総務省『全国消費実態調査平成11年』特別集計)を整理し検討した。また国民年金制度をとりあげ、非正規就業の拡大の中でその財源問題はどうあるべきか、世代内の経済効率性、世代間の公平性、世代内の公平性という三つの視点に配慮し、消費税と所得税を比較するシミュレーション研究を行った。さらに女性の離職や就業継続、再就職が年金給付と負担に学歴別にどのような影響を及ぼしているかのシミュレーション、2002年International Social Survey Program(ISSP)により実施されたFamily and Changing Gender Roles III(家族とジェンダー調査)を用いが夫婦の就業および収入分担と幸福感の国際比較(ひいては暗黙の家族像)の研究を、また東アジアに注目し日本、ソウル、北京と女性の就業継続(あるいは離職)の量的調査による比較研究を行った。日本と類似点の多いソウルについては、現地を訪問しインタビュー調査を行い、女性たちの就業観、家族観について、量的分析を補完する研究をも行った。
|