研究課題/領域番号 |
15530187
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 南山大学 (2005) 神戸大学 (2003-2004) |
研究代表者 |
上野 宏 南山大学, 総合政策学部, 教授 (10324906)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 移行経済 / モンゴル / 移行政策 / 政策評価 / 途上国 / 国際協力 / 開発援助 / 経済政策 / 体制移行 / 発展途上国 / 国際開発援助 / 構造調整 |
研究概要 |
本研究は、モンゴルの経済移行政策を、政策の結果としてのマクロ経済の実績と、移行政策の目的とその達成度、の二つの観点から評価することを目的としている。 1990年から開始された経済移行において、政策の最優先課題は、経済移行そのものであった。1990年以降は、マクロ経済の実績の面から見れば、比較的良好なパーフォーマンスであり、2000年で経済政策の主な目標は達成され経済移行は一応終了したと考えられる。勿論、残された問題は沢山あり、それらも詳しく検討した。2000年以後は、政策目標が、経済移行から、経済成長と貧困削減の二つに移動して、政策運営が行われてきたと考えて良い。2004年のデータに基づき2006年3月の時点で判断すれば、経済成長目的は割合良好に達成されてきている。しかし、貧困削減はまだその目標を達成できず、これからが本番という段階にあると考えられる。 1990年以後の実績全体を見ると、政策を作る能力は出来てきたと思われる。しかしそれら政策内容のレベルを維持すること、政策を実施する制度的・組織的・人的能力の向上に問題が残されており、これらが今後の重要な課題として指摘できる。
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