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公共部門の非効率性と民営化の限界

研究課題

研究課題/領域番号 15530211
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 財政学・金融論
研究機関名古屋大学

研究代表者

竹内 信仁  名古屋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (00022476)

研究分担者 森田 雄一  名古屋市立大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (30285225)
柳原 光芳  名古屋大学, 大学院・経済学研究科, 講師 (80298504)
研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード民営化 / 公共部門 / 郵便事業 / 政府規模の最適性 / 国際研究者交流 / イギリス:ニュージーランド / 公共部門の効率化
研究概要

本研究は、国が運営してきた事業を国営化,そして民営化を実施するという過程において現れうる有効性および問題点について,実証的側面ならびに理論的側面から明らかにすることを主たる目的としている。
まず,前者の実証的側面からのアプローチについては,研究代表者(竹内)が本報告第1章「民営化の功罪」において,民営化の進め方を類型化し,民営化の正・負の側面について論及している。それを踏まえて研究分担者(森田)および研究分担者(柳原)が,それぞれ本報告書第2章「イギリスにおける民営化の現状とその考察」および第3章「ニュージーランドのマクロ経済環境と郵便事業の国営化」において,現実的に民営化がもたらした影響を整理し,問題提起を行っている。また,研究分担者(森田)および研究協力者(佐野)による第4章「財政再建策がもたらす影響に関する定量的分析」では,財政再建の諸政策が国民の経済厚生に与える影響についてシミュレーション分析を行い,国家事業の民営化が国民経済に及ぼす影響についての分析を行う土台を提供している。同様に,第7章において研究代表者(竹内)が「地方自治体の歳出格差と税源移譲」で,今後より厳しさを増す地方財政格差をとらえ,国が考えるべき税源移譲の方法について示唆を与えつつ,今後の地方公営事業の民営化を考えていく上での注意を喚起している。
一方、後者の理論的側面からのアプローチについては、研究協力者(加藤)による第5章「民営化と政府の選好」ならびに研究分担者(柳原)による第6章「資本蓄積,資本減耗率と民営化の成否」において扱われている。前者では産業組織論における静学的枠組みのなかで,政府が民営化を行うか否かの判断が政府の選好に依存して決定されることを示した。また,後者はこれを動学的枠組みに拡張し,民営化がもたらす経済への影響について,民営化直後の時点および定常状態において幅広く行っている。

報告書

(4件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006 その他

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] 財政再建策がもたらす影響に関する定量的分析2006

    • 著者名/発表者名
      佐野薫, 森田雄一
    • 雑誌名

      オイコノミカ 42・3/4(掲載予定)

    • NAID

      110006621740

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書 2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] 地方自治体の歳出格差と税源移譲2006

    • 著者名/発表者名
      竹内信仁
    • 雑誌名

      会計検査研究 33

      ページ: 31-49

    • NAID

      40007193276

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書 2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] The disparity on budgetary expenditures between local governments and transfer of tax revenue sources2006

    • 著者名/発表者名
      Takeuchi, N.
    • 雑誌名

      Government Auditing Review 33

      ページ: 31-49

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] The simulation analysis on the effects of the financial reform

    • 著者名/発表者名
      Sano, K., Y.Morita
    • 雑誌名

      Oikonomika. 42-3/4.(forthcoming)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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