研究課題/領域番号 |
15530298
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
溝口 周二 国立大学法人横浜国立大学, 経営学部, 教授 (30200033)
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研究分担者 |
河合 久 中央大学, 商学部, 教授 (20161268)
成田 博 高千穂大学, 商学部, 教授 (20258833)
堀内 恵 中央大学, 商学部, 助教授 (20338651)
櫻井 康弘 高千穂大学, 商学部, 専任講師 (80338615)
井上 裕史 SAPジャパン株式会社, プロジェクト担当部長(研究職)
今井 二郎 , 公認会計士
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2004年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2003年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 情報システム / 戦略的コスト・マネジメント / リエンジニアリング / プロセス・コスト / 情報システムの構造変化 |
研究概要 |
本研究を計画した我々の研究組織は、平成15年度の科学研究助成(基盤研究)を受給し、「情報システムの構造変化と戦略的コスト・マネジメントへのインパクト」と題する研究を終了した。 これまでの研究において実施した日本企業数社に対するインタビュー調査をつうじて、近年の各企業は、高度ITを経営戦略と業務の改革に適用できるように、抜本的な情報システム変更を企画していることが明らかになった。 最近の情報システムの特徴の一つは、ネットワーク・コンピューティング環境下でのオープン・システムの構築を志向することであるが、これにより統制機能を重視した伝統的な情報システムのコスト管理手法や教科書的な投資評価プロセスは適用され難くなったということである。 今回の調査で判明した事実から、情報システムの戦略化に対応した戦略的コスト・マネジメントの有効な推進は、IT投資の企画段階でのコスト・マネジメントに重点を置くべきとの結論に達し、特定の企業についての詳細な投資評価と情報システム構築に関する意思決定プロセスを把握する必要性を認識するに至った。そこで、これまでの発展的研究として、情報システムの中でも近年の企業の事業展開の根幹をなし、国内に限らず国境を越えた物財の供給連鎖の合理化を支援するSCM(Supply Chain Management)に関する投資評価プロセスをサムソン電子にインタビューを行い、日本以外の外国でもこの結論の一般性が限定的ではあるが確認できたと考えている。
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