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男性保育士のライフコース:ジェンダーの壁を乗り越えた男性たち

研究課題

研究課題/領域番号 15530339
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 社会学
研究機関東洋大学

研究代表者

西野 理子  東洋大学, 社会学部, 助教授 (50257185)

研究期間 (年度) 2003 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワードライフコース / 男性保育士 / 職業キャリア / ジェンダー / 転機 / 保育士
研究概要

本研究では、女性が圧倒的多数を占める保育士という職業を選択していった男性保育士を対象に、その職業キャリアならびに人生形成のプロセスを実証的に調査し、ライフコースの形成過程や転機、さらにはジェンダーで構築されている社会と個人との接点をさぐろうとした。準備期間を経て、平成16年度には東京都23区内の公立保育園に勤務している男性保育士を対象にインタビュー調査を、平成17年度には同じく23区内の私立保育園に勤務している男性保育士を対象に郵送ならびに面接調査を実施した。私立園での調査はサンプリングがきわめて困難であったが、あわせて280名の情報を収集することができた。最終年度には、これら2つの調査でえられたデータを連結したデータベースを作成し、分析・考察を進めた。
データは、保育園での勤務状況や保育士としてのキャリア、保育士になるまでの職業キャリアと保育士職への移行過程、生育キャリアと結婚経験などのライフコース変数を中心に収集した。面接が可能であったケースでは、移行過程に関する聞き取りを行なった。あわせて、近年の幼保一元化や経営の民間委託の話題もとりあげた。
出生コーホートによる相違と、ジェンダーによる職業キャリア構築における相違、さらに、公立園と私立園での状況の相違に留意しながら分析を行なった結果、若い世代では年長の世代に比べて、職業意識に違いが認められること、ボランティアやアルバイトでの現場経験が職業選択に活かされていることなどを明らかにした。また、男性保育士の場合は女性と比べて、保育職につくまでの移行過程が複雑であり、その経路が現在の職業生活にどのように影響しているかを指摘した。さらに、公立園と私立園についても、人的資源としての交流がほとんどなされていない点をふまえながら、処遇評価や職業生活への評価において、両者にみられるさまざまなまな相違点と共通点について考察を深めることができた。

報告書

(5件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007 2006 2005

すべて 図書 (4件)

  • [図書] 男性保育士のライフコース調査 : ジェンダーの壁を乗り越えた男性たち2007

    • 著者名/発表者名
      西野理子
    • 総ページ数
      130
    • 出版者
      東洋大学社会学部
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要
  • [図書] 男性保育士のライフコース調査 : 私立保育園に勤務する保育士たちのライフコース2006

    • 著者名/発表者名
      西野理子
    • 総ページ数
      162
    • 出版者
      東洋大学社会学部
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要
  • [図書] 男性保育士のライフコース調査2005

    • 著者名/発表者名
      西野理子
    • 総ページ数
      162
    • 出版者
      東洋大学社会学部
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要
  • [図書] 男性保育士のライフコース調査 : 区立保育園の男性保育士調査・第一次報告書2005

    • 著者名/発表者名
      西野理子
    • 総ページ数
      36
    • 出版者
      東洋大学社会学部
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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