研究課題/領域番号 |
15530343
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
水野 節夫 法政大学, 社会学部, 教授 (70105849)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | ターゲット現象 / 事例媒介的アプローチ / CM法 / 質的分析 / 概念化論 / 事例研究論 / モデル構築論 / 探究的事例研究 / 探索的事例研究 / 理論と方法論 / 比較歴史分析論 / 概念化 / 推論 / ‘全体'産出 / 分析枠組み / 提示 / 分析技法 / 比較歴史分析 / 批判的リアリズム / アブダクション |
研究概要 |
本研究は、質的データ、とりわけ(インタビュー結果をテープ起こししたもの、日記、手紙、記録文書等など)文章化された素材群を対象にして行なわれる分析/解釈を進めていく際に、その補助をした1り媒介したりする具体的な技法の開発が可能であるという前提の下に、分析技法開発そのもの、ならびに、技法開発にまつわる様々な基本的テーマ群/問題群を、社会調査(史)などの諸分野の業績を視野に入れながら、多面的に検討するという作業を行なってきたものである。 より具体的には、質的分析の深化/精緻化にあたって戦略的な重要性を持つと思われる3つのポイントに焦点を絞り込む形でサブ的な研究課題を設定した。それらは、(A)具体的に使える技法群の整備、(B)パソコンを用いてなされている質的分析支援ソフトの知識の吸収並びにその運用技術の習得、(C)分析技法開発にあたって留意しておくべき理論的諸論点の検討の3つである。 現時点での到達点は、大きく言って、‘ターゲット現象'論と‘事例研究'論の展開が必要だという点を認識・確認することになったことである。 また本研究の収穫は、‘事例研究'論の中でも、とりわけ‘ターゲット現象'の包括的把握に関連するものとして、(1)探究的事例研究の意義を再確認できたこと、(2)<事例研究を通してのモデル構築)路線に関わる問題群の解明の重要性を再確認できたことの2つと、(3)(ぼく自身が展開してきている)CM法のさらなる精緻化に向けて思索・検討を加えていくべき関連テーマ群についての目途をつけることができたことである。
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