研究課題/領域番号 |
15530344
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 明治学院大学 |
研究代表者 |
松島 浄 明治学院大学, 社会学部, 教授 (10062176)
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研究分担者 |
与那覇 恵子 東洋英和女学院大学, 国際社会学部, 教授 (00220757)
塩月 亮子 日本橋学館大学, 人文経営学部, 助教授 (90297979)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 沖縄文学 / 沖縄的なもの / 女性表象 / 制度論的分析 / シャーマニズム / 再魔術化 / 沖縄表象 / 貴種流離譚 / 戦後沖縄文学 / 深層意識としての沖縄的なもの / 沖縄女性の表象 / ユタ文学 / 占領下と基地の町 / 世界の再魔術化 / 制度的重層性 / 文学同人誌 / 新沖縄文学 / 文学的正当性 / 沖縄シャーマニズム / 西洋近代知 / 民俗知 / 沖縄文学と女性 / 沖縄のシャーマニズム / 制度論的アプローチ / 政治的コードのの優位 / 日本語文学 / 文学する者の主体性 / 文学者の社会参加 / 文学作品の独創性 |
研究概要 |
私たちは、研究の中で現代沖縄文学の制度論的、表象論的分析をおこなっている。 研究代表者の松島浄は「山之口貘論-『思弁の苑』を読む-」という論文で「女学にとって<沖縄的なもの>とは何か」という問題のアプローチを試みた。沖縄出身の東京で活躍した詩人の詩集を分析することによって、その詩人の中に潜在していると考えられる「深層意識としての<沖縄的なもの>」を解読したもめである。 研究分担者の与那覇恵子は「女性像から見た<戦後沖縄文学の表象>の分析というテーマで調査・研究をすすめてきた。具体的には「戦後沖縄女性のアイデンティティ」と「占領下と基地の街の女たち」という二つの視点から幅広く小説作品を分析している。 もう一人の研究分担者の塩月亮子は文化人類学の視点から沖縄のシャーマニズムと文学という関係を考察してきたのであるが、今回「伝統的なノロ文学から現代的なユタ文学へ」という斬新な発想で、両者の関係を分析している。そこから近代的思考が持っていた二項対立図式への懐疑と「世界の再魔術化」という変化を導き、現代社会との関係を論じている。 二人の研究分担者の研究は2005年11月19日に沖縄国際大学南島文化研究所との共催で沖縄でおこなった第27回南島文化市民講座「文学からみた沖縄の戦後60年」で報告された。 また、今回の研究と関連した公開イベントとして2005年11月5日に東京の明治学院大学において「沖縄の詩の現在・詩人たちの島-沖縄について東京で考える-」というシンポジウムを開催した。この時の記録も研究成果報告書に掲載されている。
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