研究課題/領域番号 |
15530365
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 滋賀大学 |
研究代表者 |
黒田 学 滋賀大学, 教育学部, 助教授 (10293581)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | ベトナム / 障害者福祉 / 第2次アジア太平洋障害者の / 地域福祉 / 当事者組織 / 就労保障 / 早期介入 / 社会開発 / 第2次アジア太平洋障害者の十年 / セルフヘルプ活動 / アジア太平洋障害者の新十年 |
研究概要 |
本研究課題に沿って、ベトナムの障害者福祉施策の展開過程において、障害者の社会参加と生活向上をめざす地域福祉実践、特に障害者支援機関・団体による地域組織化活動および障害者の当事者組織活動に着目し考察した。障害者の地域生活支援に向けての具体的な活動プログラムを検討し、障害者の地域生活の実態把握と当事者活動(社会参加、政策提言活動、業績機関・他組織との連携等)の役割についての考察を通じて、(1)障害者福祉施策、(2)障害者の地域生活、(3)障害者の当事者組織活動、という3つのレベルの構造的な関連を明らかにした。 なお、調査対象は、ベトナムの就学状況の困難さ、福祉と教育の未分離、出生・乳幼児期から学齢期、青年・成人期にかけてのライフステージの総合的把握という観点から、障害児教育を含め、次の6つの領域から選定し考察した。(1)乳幼児期の障害児に対する早期介入(早期発見・早期療育)、(2)学齢期の教育保障(通常学校でのインクルーシブ教育、障害児学校)、(3)枯れ葉剤問題への取り組み、(4)障害者支援組織と当事者組織、(5)職業訓練と就労保障、(6)障害児教育の専門家養成、の6領域である。6領域に沿って結果を整理するともにそれぞれについての施策の課題に言及した。さらに国際諸機関や先進諸国、NGOがベトナムの障害者福祉に対する国際協力を考える際に、ひとつの指針となるようにその課題を提起した。 本年度は研究最終年度として、前年度までに取り組んだ、北部ハノイ市および南部ホーチミン市における団体・機関ヒアリング調査、障害者支援の地域組織化活動についての実態調査を踏まえ、本年度は中部地域のフエ市での調査を加え各地域の比較検討を行い、研究課題についての総合的な考察を進め、研究成果報告書を作成した。
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