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瀬戸内海島しょ部における高齢者の地域生活と在宅支援に関する研究II

研究課題

研究課題/領域番号 15530377
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 社会福祉学
研究機関東京国際大学

研究代表者

須賀 和彦  東京国際大学, 人間社会学部, 助教授 (90221308)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2004年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード瀬戸内海島しょ部 / 弓削島 / 魚島 / 高井神島 / 大下島 / 小大下島 / 上島町 / 今治市 / 高齢者の在宅支援 / 離島 / しまなみ海道 / 介護保険制度 / 民生委員 / 老人クラブ / 弓削町 / 関前村
研究概要

本研究においては、瀬戸内海島しょ部地域に立地する愛媛県弓削町(弓削島、佐島)、愛媛県魚島村(魚島、高井神島)、愛媛県関前村(岡村島、大下島、小大下島)の1町2村(7島)を対象に調査を実施した。調査方法は、ヒアリング調査を中心として、訪問面接調査を実施することにより研究課題に取り組んだ。
これらの島々は離島地域であり、過疎化高齢化の深刻な生活基盤の変化に見舞われている。とりわけ世帯数が激減し、高齢者の島と変容しつつあるのは、魚島村の魚島と高井神島、及び関前村の大下島と小大下島である。そこで、これら4島の65歳以上の高齢者世帯全世帯を対象に訪問面接調査を実施し、住民の生活実態や意識、地域活動の状況や介護問題など地域生活の課題について検討した。
島民の意識は、「ずっとすみ続けたい」、「できればすみ続けたい」が90%を上回っており、これからも島での生活を希望している。島に住み続けたい理由として、「近所づきあい」、「自然の環境」、「子供や友人・知人が住んでいる」が多くあげられている。他方、改善すべき問題として、「交通の便」、「買い物の便」、「医療や福祉施設の整備」がある。また困っていることは、買い物や通院など島外への外出に関わる内容と、健康・体調に関わる内容に大別される。さらにヒアリング調査の結果から、この島で生活をしていく上で不安なこととは、生活の不便さではなく、多くの住民が健康面への不安を抱えていることにある。離島という環境特性によって、住民(その大部分が高齢者)の地域生活を支援するためには、医療サービスの充実が要請されていることが明らかである。なお、弓削町と魚島村は越智郡上島町、関前村は今治市に合併・編入している。そのため、住民生活に及ぼす合併の影響について、今後の検討を要する。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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