研究課題/領域番号 |
15530383
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 立正大学 |
研究代表者 |
石井 富美子 (2004) 立正大学, 社会福祉学部, 教授 (00060682)
杤尾 勲 (2003) 立正大学, 社会福祉学部, 教授 (20287923)
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研究分担者 |
村尾 泰弘 立正大学, 社会福祉学部, 助教授 (30308126)
大竹 智 立正大学, 社会福祉学部, 助教授 (30258686)
杤尾 勲 目白大学, 人間社会学部, 教授 (20287923)
安藤 健一 清泉女学院短期大学, 幼児教育科, 講師 (80389999)
石井 富美子 立正大学, 社会福祉学部, 教授 (00060682)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 児童養護施設 / 児童虐待 / バーンアウト / スーパーヴィジョン / ファミリーソーシャルワーク / 家族再統合 / スーパーバイズ / 生活場面面接 / 感情労働 |
研究概要 |
I.児童養護施設職員への支援 1.研究の目的 社会的養護の主翼を担っている児童養護施設では、入所児にしめる被虐待児の割合が増え、被虐待児への対応に苦慮する児童養護施設の職員への支援を通して、研究を推進していく。 2.研究の方法 児童養護職員、研究者が同席する講演会、事例研究会、調査報告研究会を主宰する。 3.研究の成果 調査研究報告により、埼玉県下の児童養護施設の現状等が把握できた。(1)在籍児に占める被虐待児の割合は48.2%、虐待の種類はネグレクトが53.8%と最も高かった。(2)被虐待児を処遇する上で強化したいこととして、個別指導・保護者への援助があげられた。(3)被虐待児の処遇上、必要な要件として、研修の充実・スーパーヴィジョンの充実があげられた。(4)児童養護施設職員の3.4%がバーンアウト状態にあり、さらに情緒的消耗感が高くなる状態にある者を加えると、11.8%であった。 II.児童養護職員へのスーパーヴィジョン 1.研究の目的 児童養護施設で求められるスーパーヴィションをあり方について検討する。 2.研究方法 グループ・スーパーヴィジョンの事例研究(スーパーヴィジョンは3か月に1回の頻度で行われた) 3.研究の成果 児童の生活の問題の背景に、家族復帰の問題が介在していると理解される事例に対して、家族再統合に向けてスーパーヴィジョンが展開した。(1)職員連携の拠点としてのスーパーヴィジョンを行った。(2)ファミリー・ソーシャルワークに焦点をあてた。(3)ソーシャルワーク活動において、親訪問と児童帰省の活用を図った(4)毎回のスーパーヴィジョンにおいて、援助目標を明確にした。(5)ロールプレイを活用した。
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