研究課題/領域番号 |
15530404
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会心理学
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研究機関 | 成城大学 |
研究代表者 |
川上 善郎 成城大学, 文芸学部, 教授 (00146268)
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研究分担者 |
池田 一彦 成城大学, 文芸学部, 教授 (10184417)
大石 千歳 東京女子体育短期大学, 専任講師 (40352728)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2005年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | スキャンダル / 社会的規範 / パーソナル・コミュニケーション / メディア / ワイドショー / インターネット / 社会心理学 / 社会的規範形成 / 共鳴作用 / うわさ |
研究概要 |
研究目的:メディアが伝えるスキャンダルは、メディア視聴者のパーソナルコミュニケーションと共鳴作用を起こし、強力な社会的制裁なり、新しい社会規範の形成や既存の規範の強化なりを集合的に実現していると考えられる。 本研究の基本的な目的は、現代のマスメディア状況の中で、パーソナルコミュニケーションの果たす社会的な役割を明らかにすることにある。新聞・テレビなどの伝統的なマスメディア状況と、1995年以降発展の著しいインターネットと携帯電話の発展状況の中で、パーソナルコミュニケーションの社会的影響力が大きく変容していることを踏まえ、21世紀になって続発する「スキャンダル」という社会現象に社会心理学的にアプローチし、その中でパーソナルコミュニケーションの社会的機能を明確化することにある。 研究成果の概要:1.ワイドショー番組について詳細な談話分析を実施し、ワイドショー特有の表現形態を抽出し、メディアにおけるスキャンダルの語られ方の特徴を明らかにした。2.ワイドショー視聴行動について質問紙調査を実施した。ワイドショー高視聴者の特性を多面的に明らかにし、因果分析を用いてプチナショナリズムへのワイドショー視聴の影響についても分析した。3.ワイドショーの内容が、日常生活においてどのように語られるかを分析した。グループインタヴュー法であつめられた30代女性三人集団における会話について詳細な談話分析を実施し、興味潔い結果がえられた。4.明治期のスキャンダルについて資料収集を行った。
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