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幼児の親に対する予防的な養育スキル・愛着関係改善トレーニング介入

研究課題

研究課題/領域番号 15530456
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 臨床心理学
研究機関宮崎大学

研究代表者

立元 真  宮崎大学, 教育文化学部, 助教授 (50279965)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2004年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2003年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード養育スキル / 親トレーニング / 愛着 / 愛着障害 / 予防 / 幼稚園 / 保育所 / 養育ストレス / 幼児 / 行動理論 / 親訓練 / 予防的介入 / アンビバレント
研究概要

本研究は、虐待などの問題的な養育行動の発生を防ごうとする予防的観点から、幼稚園に通う3歳以上の子どもを持つ母親193名に対して、養育スキルトレーニングプログラムを実施した。養育スキルトレーニングプログラムは、「1:子どもの発達と心の問題」、「2:注目を与えることと子どもの行動の分類」、「3:誉めることやご褒美を与えることによる望ましい行動の強化」、「4:計画的無視や非隔離型のタイムアウトによる注目獲得行動への対処」、「5:指示・警告・家族のルールやタイムアウトなどの方法による、注目が関係しない困った行動(暴走行動)への対処」からなる、90分×5回の構成であった。
養育スキルトレーニングプログラムの効果は、養育スキル尺度Ver.2(本研究内で作成)によって養育スキルの向上の程度を、また、ストレス反応(新名・坂田・矢冨・本間,1990)によって養育ストレスを、また幼児用愛着関係測定尺度(本研究内で作成)によって愛着関係の変化を、すべてのデータがそろった107名の被験者を対象に測定した。養育スキルについては、「罰」、「一貫性のないしつけ」を減少させ、「望ましい制限」を向上させる効果があることが示された。変則Wait List Control法による内容分析においては、「話し合いと制限」のスキルについて有意な養育スキルの改善がみられた。さらに、ストレス反応については、「不安」、「不機嫌」といった感情的反応、「自信喪失」、「思考力低下」、「無気力」といった認知・行動反応を軽減させ、他のストレス反応についても有意に悪化させたものはなかった。愛着関係については、養育スキルトレーニングプログラムは、「愛着の安全安定性」を向上させ、養育スキルと愛着との関連性を高める効果があることが示された。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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