研究課題/領域番号 |
15530528
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 中部大学 (2004-2006) 東海女子短期大学 (2003) |
研究代表者 |
笠井 尚 中部大学, 国際関係学部, 助教授 (10233686)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 学校施設 / 学校建築 / 小学校 / 学習環境 / 少人数学級 / 少人数指導 / オープンスペース |
研究概要 |
1.愛知県犬山市における学校施設整備に関する活動 (1)「学びの学校建築」の計画 愛知県犬山市教育委員会・学びの学校建築検討委員会(平成16年度より設計委員会)において、犬山市の教育改革・授業改善に資する学校施設・設備の計画を練り、「学びの学校建築」構想を策定した。とくにその検討に当たっては、教委、教職員、設計者、教育学研究者による対話を通して、教職員の意見を活かしたプランをつくることを目指した。この検討の過程は、学校経営の改善でもあり、教職員にとっては研修活動としての意味を併せ持つ。 (2)「学びの学校建築」構想を活かした校舎建設 上で策定した構想を活かして、2つの小学校における増築校舎を建設した。J小学校は、普通教室8、サブ教室4、多目的スペースからなり、N小学校は普通教室4、サブ教室2、多目的スペースからなる。それらの校舎は、木造平屋構造で、少人数学級・少人数指導や「学びあい」の学習スタイルなど、犬山市および両小学校における特徴的な教育活動を支援できるような教室環境を備えた。両校の増築に際しても、教職員との対話を大切にし、教師にとっての重大な関心事である収納にも配慮し、多目的スペースには低学年図書館(城東小)や教員スペース(犬山西小)を配置して、効果的な学習・人間関係形成を促進するプランとした。今後、それらの有効利用についても研究を進める。 2.関連情報の収集と分析 新しい小中学校建築に関する情報収集と分析を行い、その知見を上の学校建設にも取り入れた。全国的な先進事例からは、学校環境の全体計画、学習関連スペースのプランニング、教職員スペースの設置方法、セキュリティの確保等の点で、有効策を収集した。他地域での学校改築実践にもかかわり、建築計画学研究者と協力して、学校建設支援の有効策について継続的に検討している。p/
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