研究分担者 |
小山 智史 弘前大学, 教育学部, 教授 (80153691)
野呂 徳治 弘前大学, 教育学部, 助教授 (90344580)
豊嶋 秋彦 弘前大学, 教育学部, 教授 (60113817)
田名場 忍 弘前大学, 教育学部, 助教授 (80292259)
吉崎 聡子 弘前大学, 教育学部, 教務職員 (00361006)
清水 紀人 弘前大学, 教育学部, 教授 (10178981)
北原 晴男 弘前大学, 教育学部, 助教授 (60186260)
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研究概要 |
伝統文化や日常生活と関連する題材を使って科学実験の授業設計をし,小学校教員養成プログラムの一環として実践した。学生の多くは興味関心をもって,「子どもの視点」で授業を受けることができた。感覚を活かした授業は学生の興味・関心を持続させるのに有効である。学校教育支援のため学生を派遣する斡旋ソフトを試作した。学校で日常行われている小活動を支援するのが特徴である。地域と関わり,地域に開かれた学校の教員として,ものの考え方や人との対応の仕方などに優れた「得意分野,個性をもつ教員」の育成に,弘前大学教育学部生涯教育課程地域生活専攻が寄与する可能性を示した。教育実習前にフレンドシップ事業などを通して子どもとのふれあい体験活動を経験すると教員志望の動機付けになり,子どもへの関わり方への関心が教育実習後も持続する。不登校の子どもとの長期にわたる,自然な関わりから生ずる学校適応支援者としての社会化過程の多くは,弘前大学教育学部が育成を目指す望ましい教員としての社会化過程と重なる。不登校の子どもと関わりはいつの場合でも「斜めの関係」である。フレンドシップ事業を履修していないが,子どもの学力向上支援の放課後学習チューター事業を履修した学生の感想文は,学習指導が生活指導と密接に関係していることを示していた。この事実は,教育実習前のフレンドシップ事業を通した子どもとの関係づくりの学びが,教員養成上重要であることを示している。
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