研究課題/領域番号 |
15530586
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 大阪教育大学 |
研究代表者 |
木下 百合子 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (10169914)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 教師教育 / コミュニケーション / コミュニケーショントレーニング / スーパービジョン / 教育学的スーパービジョン |
研究概要 |
本研究は平成15年度16年度の2年間にわたる研究である。平成15年度は、授業におけるコミュニケーションの理論的研究をノンバーバールコミュニケーションに焦点化し、すでに研究成果を挙げているバーバルコミュニケーションを含めて授業におけるコミュニケーション理論を整理した。それをふまえて、授業におけるコミュニケーション状況を調査した。平成16年度は、15年度の研究成果をもとに、コミュニケーショントレーニングプログラムを開発・整理し、教育学的スーパービジョン研究に着手した。報告書では研究成果として、次の四点を重点的に叙述している。 1.授業におけるコミュニケーション活動を、バーバルコミュニケーションとノンバーバルコミュニケーションの観点から研究し、その関連性を整理するとともに、授業におけるコミュニケーション活動の全体性を理論的に明らかにした。 2.授業の調査をふまえて、教師のコミュニケーショントレーニングの意義と課題を明示した。特に、初期に開発されたマイクロティーチングプログラムの欠陥の克服を意図した、トレーナーとトレーニーの対等性に基づく新たなトレーニングの意義と課題を明示した。 3、教師のノンバーバルコミュニケーショントレーニングプログラムを開発した。そして平成8・9年度の科学研究費補助金研究(課題番号08680288)において開発したバーバルコミュニケーショントレーニングプランと関連付けて整理した。 4.開発したトレーニングプログラムを教師の継続教育に位置づけるために、教育学的スーパービジョンの開発に着手し、教師のコミュニケーション行動の観察とトレーニングに関するワークシートを一部実施し、その有効性を確証した。
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