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アメリカ科学カリキュラムにおける知と学びの構造に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15530593
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教科教育学
研究機関広島大学

研究代表者

柴 一実  広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (60145175)

研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2004年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2003年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワード知と学び / 科学カリキュラム / 周期表 / ハーコート科学 / アメリカカリフォルニア州 / 科学フレームワーク / 全米科学教育スタンダード / カリフォルニア州教育局
研究概要

本研究の目的及び計画は,アメリカ・カリフォルニア州科学カリキュラムにおける知と学びの構造を明確にするとともに,これまでの研究で得られた知見に基づいて,カリフォルニア州科学カリキュラムの有効性について,日本の小学校で実際に検証することであった。研究目的及び計画に従って,次のような研究成果を得た。
第一に,2003年版カリフォルニア州科学カリキュラムについて,物理科学領域を中心として,小学校各学年の目標及び内容を明らかにした。その上で,2003年版科学カリキュラムと1990年版科学カリキュラムを比較することを試みた。その結果,2003年版カリキュラムは90年版と比較すると,学習内容が量的にも質的にもより高度になっていることが分かった。2003年版では,実験を中心とした児童の学習活動が授業時間全体の20〜25%に納まるように改められている。90年版と比べると,探究活動の時間がおよそ半分になっている。2003年版科学カリキュラムはそれ以前のものと比べて,知を重視して学び方の比重を軽くした,という大きな特徴を持っていることが分かった。
第二に,2005(平成17)年12月,広島大学附属東雲小学校において,『全米科学教育スタンダード(NSES)』(1996)に基づいて改訂された,2003年版カリフォルニア州科学カリキュラムに取り上げられている内容が,日本の子どもに適した形で学習指導可能かどうかを検証した。37名の児童を対象として,学習前後において実施したアンケート調査によれば,第5学年の児童は理科教科書の取り上げられている以上に,多くの元素に関する知識を持っていることが分かった。実際の研究授業では,「周期表」を用いたゲームが導入された。学習後に実施したアンケート調査の結果から,第5学年での理科学習において,「周期表」を導入する可能性は検証された。

報告書

(4件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2006 2003 その他

すべて 雑誌論文 (3件) 図書 (2件) 文献書誌 (2件)

  • [雑誌論文] 小学校理科における学び文化の創造(6)-学力向上を目指した理科カリキュラムの構築-2006

    • 著者名/発表者名
      柴 一実
    • 雑誌名

      広島大学学部・付属学校共同研究紀要 34

      ページ: 367-376

    • NAID

      120000878168

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Creating Children's Culture in Learning in Elementary School Science (VI) : Focusing on Planning the Elementary Science Curriculum in Oder to Rise Scholastic attainments.2006

    • 著者名/発表者名
      Kazumi Shiba
    • 雑誌名

      Annals of Educational Research 34

      ページ: 367-376

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] 小学校理科における学び文化の創造(6)-学力向上を目指した理科カリキュラムの構築-2006

    • 著者名/発表者名
      柴一実
    • 雑誌名

      広島大学学部・附属学校共同研究紀要 第34号(印刷中)

    • NAID

      120000878168

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [図書] 新しい理科教育の理論と実践の方法2003

    • 著者名/発表者名
      角屋重樹
    • 総ページ数
      174
    • 出版者
      現代教育社
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [図書] Theory and Practice of the New Science Education.2003

    • 著者名/発表者名
      Shigeki Kadoya
    • 出版者
      Modern Education Company
    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 柴 一実: "戦後理科教育改革関係資料の研究(II)"広島大学大学院教育学研究科紀要 第一部. 52. 97-106 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 角屋 重樹: "新しい理科教育の理論と実践の方法"現代教育社. 1-174 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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