研究課題/領域番号 |
15530617
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
高橋 智 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (50183059)
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研究分担者 |
千賀 愛 北海道教育大学, 教育学部, 助教授
河合 隆平 東京学芸大学, 教育学部, 特別研究員
是永 かな子 日本学術振興会PD特別研究員, 特別研究員
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2003年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 特別ニーズ教育 / 多文化協同 / 特別な教育的配慮 / ジョン・デューイ / デューイ実験学校 / スウェーデン / 補助学級 / 特別ニーズ保育 / 特別教育家(specialpedagok) / 学習困難 / 保育困難児 / 三木安正 / 学習困難児 / 特別教育家(specialpedagog) / 保育困難児問題 / 愛育研究所「異常児保育室」 |
研究概要 |
2003年度から2005年度までの研究成果は、審査制学会誌・学術誌掲載論文17件、紀要等掲載論文13件、研究成果報告書2件、その他の論稿7件、学会発表21件、受賞・新聞報道その他11件という形で公表された。 (1)特別ニーズ教育の理論構築ための検討課題を、「「特別ニーズ教育」という問い-通常の教育と障害児教育における「対話と協働」の可能性-」という視座において明らかにした。 (2)日本の特別ニーズ教育および特別ニーズ保育の歴史的系譜では、(1)「日本障害児教育史・障害者問題史研究の課題と展望」を整理し、(2)「恩賜財団愛育会の母子愛育事業と困難児問題」、(3)「戦前における愛育研究所「異常児保育室」と障害児保育実践研究の検討」、(4)「戦前における三木安正の国民保育論と困難児・障害児保育実践論」、(5)「戦前の保育科学・国民保育論と戦後障害児保育の課題」などの問題を検討した。 (3)アメリカ合衆国の特別ニーズ教育の歴史的系譜では、(1)「デューイ教育学と特別な教育的配慮の原理」、(2)「ジョン・デューイとシカゴのソーシャル・セツルメント」、(3)「米国における義務教育普及と特別な教育的配慮の史的研究」、(4)「デューイ実験学校と教育実践の展開」などの問題を検討した。またそのことと関係して、論文「ジョン・デューイと多文化協同の教育実践-19世紀末シカゴの移民・貧困児童問題とソーシャル・セツルメント-」により2003年3月に「第28回国際理解教育賞(奨励賞)」を共同受賞した(帝塚山学院大学国際理解教育研究所主催、朝日新聞社・日本放送協会・日本ユネスコ協会連盟ほか後援)。 (4)スウェーデンの特別ニーズ教育の歴史的系譜では、(1)「スウェーデンにおける統一学校構想と補助学級(学校)改革の研究-1962年の基礎学校の制度化と補助学級(学校)の統合-」、(2)「1940年代のスウェーデンにおける福祉国家構想と補助学級(学校)教育」、(3)「スウェーデン最初の補助学級「セーデルベリィ学級」(1879年開設)と学習困難児教育の実際」、(4)「スウェーデンの特別ニーズ教育と「特別教育家(specialpedagog)」の役割-1990年の特別教育家の制度化を中心に-」、(5)「スウェーデンの特別ニーズ教育と「特別教育家(specialpedagog)」の研究-「特別教育家」制度の成立前史の検討を中心に-」などの問題を検討した。
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