研究課題/領域番号 |
15540232
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
若松 謙一 岐阜大学, 工学部, 教授 (30021801)
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研究分担者 |
高羽 浩 岐阜大学, 工学部, 助教授 (90293539)
池内 了 名古屋大学, 理学研究科, 教授 (90025461)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 超銀河団 / 巨大構造 / 局所宇宙 / ボイド / 観測的宇宙論 / 銀河団 / 宇宙 / X-線源 / 宇宙論 / グレート・アトラクター / 赤方偏移 |
研究概要 |
へびつかい座銀河団は局所宇宙の中でX-線が極めて強い銀河団であり、従って、局所宇宙の巨大構造のを考える上でKeyとなる重要な銀河団である。本研究では、アングローオーストラリア天文台の48インチ・シュミット望遠鏡に搭載された多天体ファイバー分光器FLAIRおよび6dFを用いて、約3000個の銀河の分光観測を行い、それらの銀河の赤方偏移を測定し、以下の重要な結果が得られた。 1)銀河団の速度分散は1050+/- 50km/sと極めて大きく、この銀河団の大きなX-線luminosityとconsistentである。 2)へびつかい座銀河団はその中心から8度以内に数個の銀河団をお伴として連れており、従って超銀河団と分類されるに十分巨大でありかつmassiveである。 3)天球上でのこの銀河団の位置はGreat Attractorの方向に極めて近く、従ってGreat AttractorにShapley concentrationと同様、重要な役割を演じている可能性が高い。 4)銀河団の手前4000km/sには、巨大なボイドが存在しており、これはLocal Voidがここまで伸びている、と考えられる。
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