研究課題/領域番号 |
15540251
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
青木 慎也 筑波大学, 大学院数理物質科学研究科, 教授 (30192454)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 格子QCD / 数値シミュレーション / 結合定数のスケール依存性 / シュレディンガー氾関数法 / カイラル摂動論 / ゲージ結合定数 / 改良されたゲージ作用 / シュレディンガー汎関数法 / 有理関数近似 / ツイストされたQCD / 非摂動的作用の改良 / 中性子電気双極子能率 / 格子 / モンテカルロ法 / 力学的クォーク / 弦の張力 / 摂動展開 / 境界改良係数 |
研究概要 |
本研究の目的は、格子QCDの数値シミュレーションにより、QCDの基本パラメタの1つである結合定数とそのスケール依存性を決定することである。我々は、RGゲージ作用とウィルソンクォーク作用の組み合わせで計算を行うこととし、シュレディンガー汎関数法でStep Scaling Function(SSF)を計算することで結合定数のスケール依存性を評価する方法をとった。その準備として、ゲージ作用の境界改良係数を摂動展開で計算し、クエンチ近似の計算でその効果を評価した。また、クォーク作用の改良係数を非摂動的に計算した。また、演算子の改良係数や繰り込み定数もシュレディンガー汎関数法で計算した。一方、低エネルギーでのスケールを決定するために、2+1フレーバーQCDでハドロン質量等の物理量を決定した。計算結果のクォーク質量依存性を正しく評価するために、ウィルソン・カイラル摂動論という新しい方法を提唱し、クォーク質量依存性を計算した。また、より軽い力学的クォークの数値シミュレーションを行うために、新しく提唱された領域分割HMC法を導入し、そのテストを行った。現在、3フレーバーQCDでのSSFの計算と、より軽い力学的クォーク質量の2+1フレーバーQCDでのハドロン質量の計算が進行中である。
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