研究課題/領域番号 |
15540270
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
藤原 義和 京都大学, 大学院・理学研究科, 講師 (70199397)
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研究分担者 |
鈴木 宜之 (鈴木 宣之) 新潟大学, 理学部, 教授 (70018670)
河野 通郎 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (40234710)
今井 憲一 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (70025493)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2003年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | クォーク模型 / バリオン間相互作用 / ストレンジネス / ハイペロン核子相互作用 / ハイペロン / ハイパー核 / 共鳴群模型 / Faddeev方程式 / ハイペロンハイペロン相互作用 |
研究概要 |
本研究の目的は、現実的クォーク模型バリオン問相互作用であるfss2やFSSを用いて軽いΛハイパー核のFaddeev計算やBrueckner理論に基づく詳細なG-行列計算を行い、ハイパー核やハイペロン・核子相互作用の新しい実験データとの比較検討を通じて、より正確なハイペロン・核子相互作用やハイペロン・ハイペロン相互作用の理解を得ることである。最近の大きな成果である、クォーク模型B_8B_8相互作用fss2,FSSの完成、および二体RGM kernelを用いた三体クラスター方程式の定式化のもとに、種々のハドロン系におけるFaddeev計算が大きく進展した。 1.fss2とFSSを用いた少数多体系のFaddeev計算:これには、HypertritonのΛNN-ΣNNチャンネル結合Faddeev計算、2Λα模型による^6_<ΛΛ>He(長良イベント)のFaddeev計算、および^9_ΛBeの励起5/2^+,3/2^+状態のspin-orbit splittingの検討が含まれる。それぞれ、実験との比較によりハイペロン核子相互作用やΛΛ相互作用に対する重要な知見が得られた。 2.二体クラスターRGM kernelを用いた三体クラスターFaddeev formalismの発展:このformalismを三体クラスター系の直交条件模型に適用し、新たにalmost redundant Faddeev componentという重要な概念を明らかにした。 3.fss2,FSSの改良とQMPACK homepageの開設:アイソスピン基底以外に物理的粒子基底で計算できる計算コードを開発し、クーロン力の取り扱いにも改善を加えた。更に、これらをウエブページにより一般に公開した。URLはhttp://www.qmpack.homelinux.com/~qmpack/index.php
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