研究課題/領域番号 |
15540384
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
原子・分子・量子エレクトロニクス・プラズマ
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
小池 和男 香川大学, 教育学部, 教授 (70116888)
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研究分担者 |
松村 雅文 香川大学, 教育学部, 教授 (50239084)
小池 千代枝 京都薬科大学, 薬学部, 教授 (20097835)
岡田 守民 京都大学, 原子炉実験所, 研究員 (00027450)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 宇宙物質シミュレート物質 / Extended Red Emission / forsterite / 中性子線 / γ線 / LINAC / Majorana構成子模型 |
研究概要 |
宇宙空間は、粒子(輻射を含む)と星間・星周物質、および未解明の部分が多い暗黒物質が存在する極低温の世界であり、その全体像を解明することは大きな課題である。とくにこの空間はまた、種々の宇宙放射線の極低温における低温照射の世界であり、それらの宇宙放射線は、星間および星周物質にいろいろな変化を引き起こすことが予想される。それらの照射による光学的・物性的変化を解明することは重要な意味を持つであろう。われわれは宇宙物質の宇宙放射線による物性的変化については、宇宙物質シミュレート物質に対するγ線、中性子線の照射による研究を進め、いくつかの興味深い事実を見いだしてきた。とくに今年度はこれまで継続して研究を進めてきた宇宙物質シュミレート物質の照射後にあらわれるThermoluminescence等のsummaryをPSSに論文として発表した。さらに、共同利用研究所京都大学原子炉実験所において、宇宙物質シミュレート物質に対するγ線、中性子線等の低温照射と照射効果の分析に取り組んだ。とくに、電子線型加速装置(LINAC)を用いた実験により,今年度はシリケイト結晶の物性的変化の問題を探求した。しかしながらこの実験において一応のデータはとれたものの、最近改良されたLINAC装置にまだ不安定性が残ったことの影響を受け、さらなる研究の必要性を残した。また、宇宙放射線の照射による微量元素形成と微細構造に関する諸問題にも、理論および実験の両面から取り組み、興味深い問題提起を行った。さらにより深い観点からこの問題を扱うために、X, Yゲージボソンによらない陽子崩壊の可能性をも探求した。
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