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北海道知床半島における新生代火山-熱水活動と浅熱水性金銀銅鉛亜鉛鉱化作用との関係

研究課題

研究課題/領域番号 15540455
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 岩石・鉱物・鉱床学
研究機関北見工業大学

研究代表者

前田 寛之  北見工業大学, 工学部, 教授 (00003202)

研究期間 (年度) 2003 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード火山 / 岩石・鉱物・鉱床学 / 知床半島 / 新生代 / 熱水活動 / 黒鉱型鉱化作用 / 鉱脈型鉱化作用 / 熱水変質帯 / 火山活動 / 金銀銅鉛亜鉛鉱化作用 / 海底火山活動 / 陸上火山活動 / 浅熱水性金銀銅鉛亜鉛鉱化作用 / 黒鉱型鉱床 / 鉱脈型鉱床
研究概要

この研究によって確認された知床半島における金銀銅鉛亜鉛鉱化作用は中期中新世の海底火山-熱水系によって形成されたと考えられる根室黒鉱鉱床にのみ見られる.
根室黒鉱鉱床の産状上の特徴は母岩が中部中新統西黒沢階上部に相当する忠類層酸性火砕岩であること,最も密接な鉱化変質がイライトークロライト組合せであること,鉱体の形態が塊状や層状を呈して比較的明瞭な方向性を持つ傾向があること,石膏鉱体は別として黒鉱および黄鉱が別々の鉱体として産しないことなどである.組織は離溶や同時晶出を示す組織と交代組織が見られ,後者が前者より卓越している.鉱石の化学組成上の特徴はCu-Pb-Zn三成分比およびAg/Auともに模式的黒鉱鉱石とほぼ等しい値を示すこと,その微量元素はCdおよびSbが黒鉱中に,Coが黄鉱中に比較的多く,また,MnおよびNiがそれらの両方にほぼ等しく含まれる傾向があることなどである.鉱石の鉱物組成については主成分鉱物を明らかにするとともに,特に微量鉱物の金銀鉱物,斑銅鉱,銅藍,白鉄鉱などが比較的多いことを見出した.鉱物の共生関係や性質については鉱物の晶出順序がかなり明瞭であること,エレクトラムの粒度,共生関係などを明らかにした.

報告書

(5件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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