研究課題/領域番号 |
15550012
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理化学
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研究機関 | 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(共通施設) (2004-2005) 岡崎国立共同研究機構 (2003) |
研究代表者 |
森田 明弘 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(共通施設), 計算科学研究センター, 助教授 (70252418)
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研究分担者 |
杉山 正和 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (90323534)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 気液界面 / 不均質大気化学 / 取り込み係数 / 適応係数 / 分子動力学 / 拡散 / 液滴法 / 凝結係数 / エアロゾル / 流体解析 / HO2ラジカル |
研究概要 |
本研究は、近年の大気化学において重要性が強く認識されているエアロゾル表面の構造および気相分子の取り込みを分子レベルで理解することを目的として行われた。気相分子の取り込み係数は大気モデリングで重要になる量であるが、その正確な測定は容易でなく、理論計算による解析が有効である。代表的な実験手法である連続液適法を流体シミュレーションを用いて解析することによって、従来の実験結果に対する改良を行った。その結果分子シミュレーションとの不一致を解決することができた。本年度はこの研究の最終年度として、連続液適法の実験研究者との議論を深めるとともに、水表面での気相分子の取り込みについての理論計算の成果を総説論文(Chem.Rev.)として発表した。 また界面の構造解析手法としての和周波発生分光法の理論計算を大規模並列計算を用いて実行し、水表面について実験と定量的に比較しうる精度の計算が可能であることを実証した。さらに一般的な系への応用を目指して、charge response kernelと呼ばれる新しい分極訂能な分子モデルを開発し、密度汎関数理論に基づく定式化およびプログラミングを行った。
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